記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 総合

現代自動車、サウジアラムコ社と水素エネルギーで協力

    • アラムコ社のアミーン・ナセル社長兼最高経営責任者(CEO)


    「原油価格が底を打ったときでさえ精油生産設備への投資を怠らなかったように、将来のエネルギー需要に対応するために水素エネルギーにも投資する」。

    世界1位の石油会社サウジアラビアン・オイル・カンパニー(アラムコ)は、原油生産よりも精油・代替エネルギー分野に急速に目を向けている。

    サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の訪韓日程に先立ち、25日に韓国を訪れたアラムコのアミーン・ナセル社長兼最高経営責任者(CEO)は毎日経済とのインタビューで、「韓国でも追加の協力方案を見いだす」と明らかにした。

    サウジアラビアの国営石油会社であるアラムコは最近、現代オイルバンク株の17%を確保して2大株主になった。これによって国内4大製油会社(SKイノベーション、GSカルテックス、エスオイル、現代オイルバンク)のうちでGSカルテックスを除く3社と直接または間接的なビジネス関係を結ぶなど、国内での協力関係を増やしている。ナセル社長は「エスオイルの蔚山精油施設の設備投資は、原油価格が底を打った2015年に決定されたこと」だとし、「原油価格の乱高下にもブレのない収益性を続けるために先制的に投資していたことがいま実を付けている」と述べた。

    アラムコはエスオイルの最大株主で、蔚山工場に4兆8000億ウォンを投資して残渣油高度化施設(RUC)と、オレフィンダウンストリーム(ODC)の石油化学工場を完工した。ナセル社長はまた、「現代自動車と水素エネルギー分野での協力を計画中」だとし、「持続可能で効率的で環境にやさしい未来の自動車産業のためには水素エネルギーが必要だ」と付け加えた。

    ナセル社長は「現代自動車はこの分野で多くの研究をしており、さまざまなコラボレーションが可能だろう」と付け加えた。

    アラムコは最近、本社が位置するサウジアラビアのダーランで国内初の水素ステーションの稼働を開始するなど、水素エネルギー事業に大きな関心を持っている。サウジアラビアはビン・サルマーン皇太子主導の下、原油販売収入に過度に依存した経済構造に対する改革を推進中だが、水素エネルギー事業もこの一環だ。ナセル社長は「ポートフォリオの多様化のためには、短期ではなく長期的な眼目で接近しなければならない」とし、「未来世界のエネルギー需要に対応するために、原油だけでなく太陽光・風力・原子力もすべてに注目している」と強調した。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-06-25 18:24:34