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「コロナ」で需要の崖、現実に…現代自、一部車種生産中断

  • 「コロナ19」の世界的な拡散で完成車の需要が減り、現代自動車の人気スポーツユーティリティ車(SUV)「ツーソン」の生産が中断する。去る2月、中国産部品の供給が途絶え、国内工場が相次いでシャットダウン(一時閉鎖)したことに続き、コロナ19が発端となった生産支障が完成車業界を襲った。

    現代自動車は8日、蔚山第5工場のツーソン生産ライン(52ライン)は来る13~17日に臨時休業に入ると明らかにした。総選挙投票休日(4月15日)を考慮すると、営業4日を休むことになる。

    蔚山5工場のツーソン生産ラインは米国と中東市場に輸出されているモデルを製造する。現代自動車の関係者は、「最近のコロナ19の拡散で海外の現地販売会社がほとんど営業を中断し、輸出量が大幅に減った」とし、「他の完成車の生産ラインは特別な異常なしに量産中」だと説明した。現代自動車は先月の国内市場では新車効果で販売が前年同月比で3%以上増加したが、海外市場では26.2%減少した。特に最大市場である米国で43%も減少した。ただし、現代自動車はジェネシス「GV80・G80」「新型アバンテ」と「グレンジャー」のような新車が続々と人気を得て、これらのモデルの生産ラインは、休日特別勤務を行っている。

    先だって起亜自動車の「モーニング」「レイ」を委託生産するドンヒオート(Donghee Auto)の工場も、7日から13日まで6日間の稼働停止に入った。これらのモデルにエンジンを供給する現代自動車の部品系列社である現代ウィア(Hyundai WIA)平沢工場も6~9日まで稼働中断した。

    国内完成車業界は今年2月、中国内の工場のシャットダウンによって「ワイヤーハーネス(自動車の電気配線の束)」の部品供給が途絶え、続々と休業する事態を経験した。最近のシャットダウンは主要市場である欧州と北米などで、コロナ19が猛威をふるって販売が急激に減ったことによる措置だ。さらに双竜自動車はヨーロッパ産の部品の需給における支障で4月の一ヶ月間、平沢工場のライン別に循環休業することにした状態だ。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-04-08 17:34:30