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リオオリンピック開幕式にまで…止まらないエンターテナーキム・ジャンフン

◆ City Life 第514…STAR TAP ②/④ 

    これでもかというほど全方位だ。これぞ真のエンターテイナーだろうと思いつつも、彼の考えの中心に果たして何があるのか気になる。キム・ジャンフンが来る8月にブラジルのリオデジャネイロで開催される「2016リオオリンピック」開幕式と閉幕式にてアフリカ南スーダンと共に入場するというニュースに接し、沸いた思いだ。それも当初は選手団の旗手オファーまで受けたというに至っては、オリンピックが『応答せよ1988』でもないのにと失笑まで出るほどだ。しかし事実だという。

    2011年にスーダンから独立した南スーダンは昨年8月に国際オリンピック委員会から206番目のIOC会員国として承認され、これにより8月に開催されるリオオリンピックに初めて出場することとなったのだが、南スーダンオリンピック代表チームの広報大使となっているキム・ジャンフンが選手団とともに入場することが決定されたというものだ。キム・ジャンフンが南スーダンオリンピックチームの広報大使だって?時にはドクトチキミとして、時には寄付王として国を縦横してきた彼が、ついにはアフリカまで?けれどこれも事実だ。現在、南スーダンサッカー代表チームの総監督であり、南スーダンオリンピック委員会副委員長であるイム・フンセ氏の要請と推薦により南スーダンオリンピック代表チームの広報大使を担うこととなった。南スーダンオリンピック委員会から旗手までやって欲しいというオファーを受けたことも事実であるが、「オリンピック初出場の意味が特別であるだけに、丁重に断った」というのが彼の説明だ。代わりにオリンピック「開幕式と閉幕式の際に選手と共に行動し」、オリンピック以前に南スーダンスポーツ指導者たちを韓国に招待し、研修の機会を準備してやり、南スーダンにて「アフリカピースコンサート」を行う計画だという。昨年末、史上初となる刑務所コンサートで世界を驚かせた彼の新年プロジェクトもまたすばらしい。発想の転換で世界を変える全方位エンターテイナーキム・ジャンフンの2016年も驚きの連続となりそうだ。
  • Citylife第514号(16.02.02) | 入力 2016-01-30 06:34:02