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マーズと干ばつ対策に補正予算15兆ウォン

    • < 党政が論議した追加補正予算の方向 >

    韓国政府とセヌリ党は中東呼吸器症候群(マーズ)と干ばつを克服しようと、追加補正予算を含めて総15兆ウォン台に達する財政を投入することを1日に決定した。これにより、政府は6日に補正予算案を国会に提出し、与党は遅くとも20日前に国会本会議で処理するという計画を立てた。

    政府と与党は同日、国会で崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼企画財政部長官とセヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル)政策委議長などが参加したなかで党・政協議を開き、このような方針を決めた。

    国会企画財政委員会の与党幹事の姜錫勲(カン・ソクフン)議員は、「財政の健全性が大きく毀損されない範囲で、補正規模を最大化することで合意した」とし、「補正予算案を10兆ウォン以上で編成し、年金基金の支出を含めると総15兆ウォン台の財政投入対策を準備することにした」と説明した。補正予算の力点はマーズと干ばつ克服に置かれた。セヌリ党のユ・スンミン院内代表は、「(歳出補正のうち)マーズと干ばつに半分程度を投入する」とし、「庶民生活の支援に1兆ウォン、地域経済の活性化などの景気回復に2兆ウォンを配分した」と説明した。

    政府と与党は、マーズで被害を受けたり経営状態が悪化した病院に対して損失分の一部を補てんし、運営資金を支援することにした。

    また、公立病院と減圧・隔離病床を拡充することにした。ただし、感染症に関連する中・長期対策は来年度予算案に反映することにした。

    干ばつ対策としては、被災地域を中心に水利施設を拡充する一方で、崩壊の可能性がある老朽貯水池と急傾斜地などを補修することにした。

    マーズによる景気低迷にも対応することにした。観光業界と中小企業のための資金を拡大し、雇用安定と地域経済活性化のための対策を整えることにした。このほか、地方自治団体の財政状況を考慮し、地方交付税を減額しないことにした。

    青瓦台は政府が15兆ウォン規模の補正予算を編成することにしたことと関連して、「これまでの補正予算よりも規模が大きいだけでなく期間も短いので、補正案が通過すれば集中的に早く執行されてこそ、それだけ効果がより速くより大きく現れるだろう」と語った。

    政府と与党のこのような方針に、新政治民主連合は全体的な方向に対して肯定的に評価しながらも、歳入補正予算の編成可否と景気活性化のための歳出補正予算の編成に対しては否定的な意を明らかにした。姜琪正(カン・ギジョン)新政治民主連合政策委議長は同日、党政案に対して「単純な財源確保のための歳入補正はならない」とし、「税収が不足したならば、その補完策は次回の定期予算審議の際に、法人税引き上げなどを総合的に検討して準備しなければならない」と主張した。また、「補正予算はマーズの終息と干ばつ対策のみ投入しなければならない」とし、「審議するために20日以上かかるため、政府と与党が言うように20日前までに処理するのは無理がある」と説明した。

    両党は今後、歳入補正編成の可否をめぐり衝突する可能性を予告させる部分だ。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者/チョン・ウィヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-01 17:48:18