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韓・露首脳が会談…プーチン大統領「北を追い詰めてはいけない」

  • ◆ 韓・露サミット ◆

    文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を持ち、「北韓(北朝鮮)の続く挑発のため、国際政治状況は非常に厳しくなった」とし、「ここで北韓の挑発が止まらなければ、制御できない局面に陥ることがありうる」として、韓半島の危機状況を冷静に伝達した。文在寅大統領は「北韓の挑発を止めさせ、北韓の核問題を根源的に解決するための方案をともに模索することを希望する」とし、北韓に対する原油供給の中断措置に協力することを要請した。

    先立って文在寅大統領は、ロシアのメディアとのインタビューで、「北韓が核を放棄してさらなる挑発を中断するよう、対北制裁・圧迫を最高強度で課すために努力するつもりだ」と話している。

    これに対してプーチン大統領は、北韓の核問題の解決と南北関係改善のための韓国政府の立場に全面的な支持を表明した。しかしプーチン大統領は、「韓半島事態は制裁と圧力だけではだめだ」とし、「感情におされて北韓を袋小路に追いつめてはならないし、緊張の高まる措置は冷静に避けるべきだ」と話した。続けて「政治外交的な解決策なしには、現在の状況を解決することは難しい」とし、国連安全保障理事会で議論されている追加制裁の決議案に否定的な立場を維持した。対北制裁と圧迫をめぐり、両首脳が意見をはっきりさせたわけだ。

    文在寅大統領はこの日、第3次東方経済フォーラムに出席するためにロシアのウラジオストクを訪問し、プーチン大統領と就任後2回目の首脳会談を行った。両国は単独首脳会談と拡大昼食会談で、主要な協定と覚書(MOU)の署名式および共同プレスリリースなどを行った。特に経済協力と関連し、文在寅大統領は△極東地域の開発プロジェクト支援に合わせた20億ドル規模の投資・融資プラットフォームの新設、△ウラジオストクに韓国投資企業支援センターを設立、△韓国とユーラシア経済連合のFTA協議、△極東地域のエネルギー資源と韓国資本との結合などのプロジェクトを提示した。

    文在寅大統領はモンゴルのハルトマーギーン・バトトルガ大統領とも初の首脳会談を持ち、両国関係の増進方案と北韓問題を協議した。

    国防部は6日、「7日にサード発射台4基を星州サード用地に、臨時で配備する予定だ」と明らかにした。慶北の米軍基地などに保管されているサード発射台4基とその他の機器は、陸路輸送を経て7日に星州の在韓米軍サード基地に移送される。文在寅大統領が北韓の「火星-14」型大陸間弾道ミサイルの挑発に対応し、7月29日にサード発射台4基の一時配備を指示してから40日目で実行に移されたわけだ。慶北・星州郡のサード反対韶成里(ソソンリ)総合状況室もこの日、「7日未明にサード発射台が追加配備されることを聞いている」とし、「複数の経路を通じて追加の搬入日を伝達された」と伝えた。
  • 毎日経済 ウラジオストク=カン・ゲマン記者/星州=オ・ソンドク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-07 07:23:44