記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 政治

星州にサードの追加配備が完了…中国 「今すぐ撤去せよ」

    △写真=紆余曲折の末…

    7日午前、慶尚北道の星州郡にある高高度ミサイル防衛システム(THAAD/サード)基地に残りの発射台4基が追加で搬入されたなか、在韓米軍が発射台1基を臨時配備して路面の平坦化作業を行っている。この日に搬入された機材は、残りの発射台4基とレーダー補完設備、非常時の電源供給のためのバッテリーなどの核心機材だ。星州基地は発射台1基を完備し、まもなく正常稼動できるようになった。 [星州=ハン・ジュヒョン記者]

    国防部は7日、慶北星州の在韓米軍サード(THAAD/高高度ミサイル防衛システム)の基地に、残りの発射台4基の搬入を完了したと発表した。これによって、星州基地のサードシステムは配備決定の発表後14ヶ月で、砲台1基の装備を完備して正常稼動できることになった。しかしサードが1基が配備されたところで、北韓のミサイルの脅威からソウルと首都圏を守ることはできないという指摘が多く、補完策は切実なようだ。

    政府はこの日、国防部・行政安全部・環境部の合同ブリーフィングで、サードの配備に関する立場を発表した。

    宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は、「サードシステムの残りの発射台と関連機材を星州基地に臨時配備した」とし、「このような措置は高度化している北韓の核とミサイルの脅威から国民の皆さんの生命と安全を保護するための防御措置の一環で、やむを得ず決めて推進したものだ」と明らかにした。

    国防部は報道資料を通じて「政府は残りの発射台4基の臨時配備にもかかわらず、適法な手続きに基づいて米国側に供与することにした全体の用地に対する一般環境影響評価を徹底して厳正に実施し、その結果を反映して最終的に配備するかどうかを決定するという立場に変わりはない」と強調した。金恩京(キム・ウンギョン)環境部長官は、「サードレーダーの電磁波発生にともなう住民健康および環境に対する影響は、憂慮したほどのレベルではないと明らかになっている」とし、「地域住民あるいは地域住民が推薦する専門家を対象に、電磁波の公開検証を実施する」と伝えた。

    サード配備反対団体を中心に、一部の住民が反発して阻止に乗り出したが、警察の統制の中でサード発射台4基などは大きな無理なく星州基地に搬入された。サード基地のある星州郡草田面蘇城里村の前では、サード発射台の搬入完了後も住民の厳しい抗議デモが続いた。

    中国はサード発射台4基の一時配備が完了すると、「今すぐ撤去せよ」と強く反発した。6日、中国政府はサード配備と関連して、金章洙(キム・ジャンス)駐中韓国大使を呼んで公式に抗議した。これと関連し、文尚均(ムン・サンギュン)国防部スポークスマンは定例ブリーフィングで、「サード発射台4基の搬入計画通知を控え、中国などに外交ルートで伝達したのか」という質問に「事前に通知したと聞いている」と答えた。
  • 毎日経済_北京=パク・マンウォン特派員/ソウル=アン・ドウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-07 22:17:26