ニュース > 政治
マティス米国防相「われわれの目標は韓半島の非核化」…韓米防衛、板門店JSA訪問
- 27日、ジェームズ・マティス（67）米国国防部長官は非武装地帯（DMZ）内の板門店（パンムンジョム）を訪問し、「私たちの目標は戦争ではなく、韓半島の非核化」だと明らかにした。
マティス長官はこの日、宋永武（ソン・ヨンム、68）国防部長官とともに板門店の前で記者会見を開き、「レックス・ティソン国務長官が明らかにしたように、われわれの目標は戦争ではなく、完全かつ検証可能で不可逆的な韓半島の非核化」だとし、「アセアン拡大国防相会議でわれわれは北韓（北朝鮮）の無謀な行動に対応する、外交的解決策に対するわれわれの意志を明らかにした」と強調した。
北韓軍の境界兵力と向き合っている板門店の前で、マティス長官は北韓の非核化のための外交的解決策を強調したわけだ。米国政府が対北圧迫を強化している中で、非核化のための対話の扉を開けておくという意志を再確認したとみられる。
宋永武長官は「北韓が開発している核とミサイルは使用できない武器であり、もし使用するならば韓・米の強い連合戦力で膺懲（ようちょう）することを確実に確認するものであり」とし、「したがって北韓は無謀な挑発を中断し、平和のための南北対話に一日も早く乗り出すことを強く要求する」と話した。
マティス長官は「DMZ訪問は韓国と北韓の克明な違いを示している」とし、「南は自由社会の平和愛好的なメンバーたちの活気に満ちた民主主義と繁栄する経済がある一方で、北には住民を足かせでつなぎとめて自由と福祉、人間の尊厳を否定し、周辺国を災難として脅かす抑圧体制がある」と指摘した。マティス長官は「韓米同盟は60年以上続いた同盟であり、信頼を土台に構築された関係」であり「これによってわれわれは韓半島の平和と安定だけでなく、両国の防衛のための確固とした軍事防衛態勢を維持することを約束する」と付け加えた。
マティス長官はこの日未明、京畿道烏山基地に専用機で到着した。マティス長官の訪韓は28日に開かれる年次韓米安保協議会（SCM）に出席するためだ。今回のSCMで宋長官とマティス長官は、北韓の核・ミサイル脅威に対応して米国の戦略資産の韓半島循環配置の拡大を含む、米国の拡張抑止力の実効性を高める方策を集中的に議論する予定だ。
韓・米の合同参謀議長間の会議も27日に開かれた。鄭景斗（チョン・ギョンドゥ、57）合同参謀議長とジョセフ・ダンフォード（61）米国合同参謀議長は、韓・米の軍事委員会会議をソウルにある合同参謀庁舎で開催し、北韓の核とミサイルの脅威などに対する韓米連合の軍事的対応策の戦時作戦統制権の転換作業などを協議した。 - 毎日経済 アン・ドウォン記者 / 板門店国防部共同取材団 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-10-27 20:32:32
