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青瓦台「南北首脳会談で非核化共同宣言の可能性」

  • 青瓦台の関係者は30日、「南北首脳会談で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北韓労働党委員長との間で非核化(共同)宣言が出るかもしれない」と述べた。この関係者はこの日、青瓦台春秋館で記者らと会って、「政府は北韓の核解決策として、段階的非核化に重きを置いているのか」という質問に「両首脳間で原則(非核化)宣言を行い(非核化のための)大きなふたをかぶせ、次いで(非核化案を)実務的に行っていけるだろうと思う」と述べた。

    青瓦台側がこのように、来月27日に予定された南北首脳会談で非核化を宣言する可能性を示唆したことは、後の5月の米・北首脳会談で非核化に関連する具体的な合意導出の可能性を念頭に置いているという意味に解釈される。

    いったん南北首脳が非核化宣言を行った後に、ドナルド・トランプ米国大統領とキム・ジョンウン委員長が会い、核凍結に相応する具体的な措置を妥結して以後に一連の手順をふんで、最終的に核廃棄に至る構想を描いているという話だ。

    このような方案は、米国が主張する一括妥結と北韓のこれまでのサラミ式段階的非核化の折衷案として解釈される。実際に、青瓦台側は北韓の核一括妥結方式に否定的な見解を明らかにした。青瓦台の関係者は、「ゴルディアスの結び目であれ一括妥結であれ、リビア式解法であれ、現実に存在することが難しい方式を想定しているようだ」とし、「北韓の核問題が25年目なのに、テレビのコードを抜けばテレビがオフになるように、一括妥結宣言をすると非核化が終わるわけではない」とした。また「検証と核廃棄は順次踏んで行くしかないのが現実だ」と強調した。

    同時に、青瓦台はサラミ式段階的非核化方式にも同意できないという点も明らかにした。北韓はこれまで数回の非核化議論の過程で、サラミを薄くスライスしたように、非核化の方法を細分化して時間を引き延ばした。

    各段階ごとに補償を受けて、しかし決定的な瞬間に交渉決裂を宣言するのが北韓の典型的な手法だった。青瓦台の関係者は、「こまかく切って少しずつ出したのは過去の方法」だとし、かなり圧縮した段階的非核化を念頭に置いているという点を示唆した。

    匿名を要求した北韓の専門家は、「非核化宣言の後、寧辺の核施設の廃棄とプルトニウム・核弾頭の視察・封印などの一連の作業を段階的に踏んでいく方策が有力だ」と予想した。

    先だってキム・ジョンウン委員長は26日に習近平中国国家主席と会談し、「韓・米が善意でわれわれの努力に応えて平和安定の雰囲気を造成し、平和の実現のための段階的な措置をすれば、韓半島の非核化問題は解決できる」としながら、段階的非核化構想を初めて明らかにした。
  • 毎日経済_オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-30 20:12:20