続編が出るのを首を長くして待っているドラマは数多くありますが、tvNドラマ『賢い医師生活』のシーズン2はすぐに見ることができます。

早ければ5月中に、遅くとも6月には白いガウンを着た医者たちに会えるはずです。

シーズン2を待つファンのために出演俳優たちが一緒に出演する『スマートなキャンプ生活』がYouTubeで公開され、ドラマの放送が差し迫っていることを知らせました。

キム・ジュンハン、シン・ドヒョンなどを除けば、ほとんどの俳優がシーズン1に続いてシーズン2にも登場するようになります。

ある意味では、スムーズにシーズン2の制作が行われるわけです。

素早くシーズン2の制作が可能だった理由は、他の韓国ドラマとは異なり『賢い医師生活』を企画した当初からシーズン制を念頭に置いていたからだそうです。

スタッフと出演俳優と結んだ契約書にもシーズンと関連した条項が入っているそうです。高い視聴率*もシーズン2の制作を後押ししたでしょう。

実際に2020年5月28日に放送された最終回は全国視聴率14.14%、首都圏視聴率が16.71%を記録しました。歴代tvN最高視聴率では6位の記録であり、平日ドラマの全国最高視聴率は2位、首都圏の最高視聴率は断トツ1位の記録なので、放送局ではPD（プロデューサー）が望むとおりに聞いてくれたはずです。

* 放送中にはNetflixドラマ1位を常に記録して放送が終了してからも3か月以上、Netflixドラマトップ10にランクインしていました。

『賢い医師生活』は20年前の99年に大学に入学した、医学部同期5人に関する話です。女医が1人だけなので少し残念ですが、仕方ありません。

この5人の医者は病院が職場です。病院の外の世界から見ればメディカルドラマなのかもしれませんが、彼らにとってはただのライフドラマであるのみ。

誰かにとっては医者という職業そのものは平凡に見えませんが、彼らは仕事中にも空腹を満たさなければならず、目を覚ませば他の仕事が待っている平凡な社会人たちです。

シーズン2はどんなストーリーが描かれるのでしょうか。

主人公の5人の医者がストーリーを率いるということに変わりはないはずです。ですから、主人公たちの性格と行動を知れば、シーズン2がどのように流れるか見当をつけることができます。

主人公5人を手短に紹介します。

■ 胸部外科課長 キム・ジュンファン（チョン・ギョンホ）

兵役免除者なので他の友人に比べて早く副教授になりました。免除の理由は作家のイ・ウジョンの他に誰も知りません。患者から礼儀がないと言われます。患者が「礼儀がない」と看護師に抗議すると、看護師も「私たちも分かっています」と平気で答えるほどです。嫌いな人からの誘いだとしても一緒にフィールドに出るほどゴルフが好きです。イ・イクジュンの妹イクスンに告白して小包で指輪を送りましたが受取人不明で返送されてきてしまいました。

■ 小児外科助教授 アン・ジョンウォン（ユ・ウォンソク）

ユルジェ病院を所有しているユルジェグループ会長の息子です。兄弟4人とも物欲がなく裕福だということをまったく表に出しません。アン・ジョンウォンの夢も神父です。子どもの患者を診ていて、その患者がこの世を去ってしまうと、もう医者を辞めると泣き叫ぶことが多いです。酒やタバコを好み、友人には遠慮なく悪態をつきますが、自分の下にいる専攻医やインターン、看護師には敬語を使います。レジデント3年目のチョン・ギョウルの告白を受け入れてキスをします。

■ 産婦人科助教授 ヤン・ソクヒョン（キム・デミョン）

周りからは「やっていることが熊のようで、何を考えているのかさっぱり分からない」と言われていますが、実際はとても繊細な性格です。結婚した経歴がある男（離婚した独り身）、母親が所有する商業ビルが10階の高さにもなるほど、生まれつきの金持ちです。しかし、家族関係はあまり良くないです。妹は転落事故で死亡し、母親は脳出血で卒倒して足に障害が生じました。父親は子供より若い女と浮気をします。20歳の時に女性に告白してふられた後、酒を飲み家に帰る途中、路上の電柱をつかんで眠ったことがあります。死亡した父親が会社経営とすべての財産を任せますが、専門経営者に会社を任せて医師生活を続けるという決心を固めます。レジデント2年目のチュ・ミンハが告白しますが、あいまいに断った状態です。前妻から電話がかかってきます。

■ 肝胆膵外科助教授 イ・イクジュン（チョ・ジョンソク）

高校時代、全校1位を逃したことはなく医学部でも首席卒業し医師国試も1位でパスします。人生がうまく行きすぎて劣等感、コンプレックス、先入観などが全くないです。しかし、人生がうまくいかなくなりました。長年会えずにいた妻が急に離婚を要求してきます。妻が浮気をした事実を知って結局、離婚します。イクジュンの妹イクスンは総合武術15段のターミネーターです。イクジュンは医学部時代からソンファに対して好意を抱いていたため、それとなく表現します。 「最近、自分のためにすることは何？」というソンファの質問に「君とご飯を食べること、コーヒーを飲むこと。僕は僕にそれをしてあげる」と話します。ソンファが束草（ソクチョ）に引っ越した日、スペインで開かれる学会に行く途中、束草に立ち寄って告白します。 返事はまだ聞けていない状態です。

■ 神経外科副教授 チェ・ソンファ（チョン・ミド）

典型的な模範生です。病院でもミス一つなく性格がしっかりしています。救急医学科医ポン・グァンヒョンは彼女について「短所がない、偉人伝でも書きたい」と評しました。医学部の友人や母親がみな嫁にしたがる人物でもあります。理性的でありながらも多情多感な性格で、先輩や後輩、患者たちの称賛を一身に受けます。バンドのなかではボーカルに執着しますが、生まれつきの音痴です。小さな体格ですが、食い意地がすごいです。自分の上にお兄さんが3人もいて食べ物に手を早くつける癖ができたそうです。肉を焼く時は、火が通っていないのに箸が鉄板の上を行き来します。