tvNドラマ『サイコだけど大丈夫』は昨年末、『ニューヨークタイムズ』が選んだ「インターナショナルTVショーTOP10」に堂々と名を連ねました。サイコパスの童話作家に扮したソ・イェジについても「シンデレラと悪漢の継母役を同時に魅力的に演じた」と好評を博しました。

韓国での視聴率は4.5~7.3%とあまり高くありませんでしたが、海外での人気は相当なものでした。特に東南アジア諸国では、Netflixのサービス期間中にほとんど1位を占めました。

そのためでしょうか？
放映中、テレビの前を死守していた視聴者たちはシーズン2を楽しみにしているようです。

ガンテ（キム・スヒョン）とムニョン(ソ・イェジ）のロマンスは美しい結末になります。(ネタバレ注意！)

ガンテとムニョンの愛は、なかなか結ばれないという条件ばかりでした。性格も性格だし自分の母親を殺した人の娘、自分の母親が殺した人の息子だから最悪の家族関係です。そこにサンテは年齢の高い精神遅滞児型の兄、サンテがいます。

「私が好き？調子がいい」
ムニョンが質問する程度です。

しかし、3人でひとつになって美しい作品も生み出します。

絶筆を宣言したムニョンはサンテが描いた『夢見るガンテ』の絵を見ながら、再び童話を書きます。
ムニョンが出版した童話には自分と健康状態、そして「健康な病院」患者の話が描かれています。
そしてサンテの絵が挿絵に入っています。サンテも一人で立つことができるようになります。

「僕は必要な人だよ、もう必要な人」

クェンチャヌン（精神）病院の患者も、オ・ジワン（キム・チャンワン）院長の最後の治療を受けたりします。
PTSD（外傷後ストレス障害）に苦しむベトナム戦争参戦勇士のガン・ピルオンは、靴をプレゼントされます。靴はオ院長の最後の処方箋です。それを履いて世界に行く門を探せという意味です。

少し余韻を残す部分がありますが、疑問の糸は、ほとんど解けます。

疑問の糸がすべて解け、患者が最後の処方箋を受け取り、キャンピングカーに乗って旅立つ彼ら、話は簡潔です。

言い換えればシーズン2を待ち焦がれる根っからのファンには悪条件です。

残したネタがほとんどないので、ストーリーを続けるのが非常に難しいという意味です。
何、だからといってシーズン2が作れないというわけではありません。

病院の看護士ナム・ジュリ（パク・ギュヨン）と出版社「想像以上」のイ・サンイン（キム・ジュホン）のロマンスに対する期待感もあり、壁画に描かれた蝶々の一味違った姿も期待できるでしょう。ガンテとムニョンがいない「病院」の話が盛り込まれるかもしれません。 主人公が変わったシーズン2、 どこかちょっとぎこちないです。

ガンテとムニョンの話をするためには、キャンピングカーに乗って出発したガンテとムニョンを「病院」と結び付けなければなりませんが、それが決してない作業だと思います。病院もなく例えばキャンピングカーで会った善良なサイコパスたちでストーリーを続けることもできますが、シーズン1との流れを引き継ぐのは難しいでしょう。

本当の顔を探して旅立った彼ら、
シーズン2では、本当の顔を探してくれるキャラクターに変身するかもしれません。

シーズン2？作られればいいのですが、作家とスタッフにとって大変疲れる作業になるでしょう。