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  • Q.
    芸能界のラインを教えてください(3-1)
  • A.
    劉ライン

    ユ・ラインとは自他共に認める韓国の国民MC、ユ・ジェソクと呼吸を共にする芸能人です。

    芸能界のラインの中で、ユ・ラインは最も強力な人脈を誇ります。芸能人の中でユ・ジェソクの人気が一番高く出演する番組の数が一番多いですが、ユ・ジェソクの進行スタイルもユ・ラインに多くの芸能人が入っている理由でもあります。

    最近のユ・ジェソクだけを知っている人は、ユ・ジェソクが10年間の無名生活を経験したという事実を知ればきっと驚くでしょう。

    ユ・ジェソクは満18歳でKBSの公開採用コメディアンとして合格しました。才能を持っていたということです。しかし芸能人生活初期には決定的な短所がありました。カメラ恐怖症です。視線も1か所にちゃんと合わせないし、手もぶるぶると震えていました。キム・ヨンマンの補佐役という簡単な役もこなせずNGを出し続けたため、500人を超える観客たちの目の前から追い出されたこともあります。

    彼の隠れた才能を認める同僚芸能人とKBSのキム・ソクユンPDが彼に役を与えたおかげで、最後まで多くの番組に絶えず顔を出し韓国トップMCになる足場を固めることができました。

    テレビに持続的に顔を出しましたが、無名時代の人生は辛かったです。30才になるまで両親に小遣いをもらい喫茶店でアルバイトをする時には同期のキム・ヨンマン、パク・スホン、キム・グクジン、ナム・ヒソクの売れっ子ぶりをテレビで見ること自体が辛かったそうです。担当PDや同僚芸能人などがユ・ジェソクを地道に後押しした理由は、カメラのない私的な席では大変面白かったからです。

    無名時代、ユ・ジェソクは自分の存在を知らせるためにバッタの仮面をかぶって出演しました。

    パク・スホンの伝言によると一緒に食事をする時、食事代を抜いてあげる代わりに、食事代をまとめて払う「あみだくじ」の進行を任せましたが、食事ができないほど面白かったそうです。雰囲気を盛り上げるには、ユ・ジェソクに追いつける選手があまりいなかったということです。

    雰囲気を合わせるのが得意で、クラブの飲み会にもよく招待されました。お酒も飲まず、女性にもあまり関心がなく、ただ踊りながら遊んでムードを盛り上げてくれるから、お金もない状態でクラブに通うことができたのです。

    こういう才能は放送でもそのまま現れます。

    性格や個性がそれぞれ違うメンバーの才能を生かしながら進行する能力です。実際、起伏の激しいパク・ミョンスは元気を出す時と抑える時を調整し、受動的なチョン・ジュンハはすねないように気をよくさせて、よくしゃべるノ・ホンチョルは話がそれないようにまとめる能力がテレビでたまに見られます。ひと言で言って、個性、性格、キャラクターがまちまちなバラエティ番組の出演者を統制し仲裁能力が優れているという意味です。

    観察力があり、メンバーの真似も上手で、演技力や適当なギャグ、アドリブ、ダンスと歌など多彩な才能が多様な芸能人と呼吸を合わせるのに役立っています。

    ユ・ジェソクが出演する番組は大部分、地上波の黄金時間帯です。それに視聴率や話題性がある程度保障されています。

    それだけにユ・ラインが組織的に働かず集団的な目的が全くないにもかかわらず最も威力のあるバラエティ団となっている状態です。

    もちろん、ユ・ジェソク本人は一緒に出演する芸能人をひっくるめてユ・ラインメンバーだと言ったことがないです。最近のような世の中に、ラインみたいなものがあるのかと手を振ります。

    しかし、ユ・ジェソクが国民MCになった後は、後輩芸能人たちがユ・ラインを自任したり、「ユ・ラインに入ることを望む」と冗談半分、本気半分で直接アピールする場合が少なくありません。ユ・ジェソクが後輩を育てるために積極的に掘り出してプッシュしたので、知らず知らずのうちにユ・ラインのメンバーが強化される側面もあります。