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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    週末だけ一緒にいる夫婦や親子がいますが、問題視されていないんですか?
  • A.
    本当に簡単ではない問題ですね。

    一つの家に住みながらも、1週間に一度、顔を見ることが難しいお父さんたちもたくさんいます。親と子の生活時間帯が異なり、一週間の間中、冷蔵庫にメモを貼っておく家庭もあります。このような家庭であれば、週末家族と同じようなものでしょう。下手をすると、一週間離れて生活し、土曜日の午後に家に帰宅して子供と遊び、一緒に映画を見に行き、散歩をする親のほうがマシである可能性がある気もします。

    おそらく韓国人のほとんどが似たような考えをしていることでしょう。子供を抜きにして夫婦の間だけで考えてみてもそうです。平日に離れて暮らし、恋しい思いを育てて週末に会って愛を分かち合う場合、より愛おしく感じないでしょうか。

    しかし、逆に考えると近くにいないため、夫婦や子どもが色々な面で不便でしょう。まず、子供は片親であるため苦労する心配もあり、弱い女性がつらい仕事をして腕が太くなることもあり、男性がだらしなくなるかもしれません。

    一緒に住んでいるのに比べて離れて暮らすのが損だという気もします。さらに、離れて暮らすことに慣れて、後で一緒に暮らすのが不便になる恐れもあります。「Out of sight、Out of mind」という言葉があるではないですか。

    週末家族について特別な感情を持った韓国人はほとんどいません。頻繁な夜勤と頻繁な出張で家族と一緒に過ごす時間が少なくても、お金を稼いでくれるなら「私の夫は最高、私のお父さんは最高」という声を聞くことができますので、週末家族に対して気分が悪くなる理由はありません。所得が高い人はそれほど懸命に働くので、家族と過ごす時間が少ないのです。

    事情がこうなので、金があれば万能な社会で週末家族の欠点を見つけるのは難しいことです。夫婦が離れて住んでいる片親世帯が100万をはるかに超えるほど一般的であるため、週末家族について特別視する感情はどんどん減っています。

    もちろん結婚したばかりの男女が1週間のうち6日を一人で過ごすとなると、他の人と親しくなってしまう心配もありますね。年寄りよりも新婚夫婦が離れて暮らしているときに、かわいそうに思う人が多いことも事実でしょう。

    いろいろな事情を勘案すると、週末家族に対する韓国人の一般的な考えは、「特別な思いがない」というのが正しい答えです。教育を含めて、親と子の間の関係も、週末家族だからと特に変わった部分もないように思います。