17年間苦楽を共にした神話（신화、SHINHWA、シンファ）のメンバーは一度も喧嘩したことがないのでしょうか？とんでもありません。

彼らが小競り合いする姿は放送局でも確認されるほどだったといいます。それも他の歌手もいる公開放送現場でです。喧嘩が起きた理由はすなわちキム・ドンワンがげっぷをして、それをエリックに擦り付け、エリックが怒って最初に拳を飛ばしたというものでした。

まるでアクション映画を撮影しているかのように、あちこちに移動をしながら喧嘩をしたのですが、神話の他のメンバーたちは当たり前のように引き止める考えもしなかったとか。さらにチョンジンは格好良く見えたと言います。見かねてカメラ監督が止めに入りましたが、その話を伝え聞いたマネージャーが怒りながら「歌手が嫌なら俺の前で喧嘩してみろ」と言ったところ、再び喧嘩をするのに1秒の迷いもなかったという話です。

彼らはその後、トイレで3秒もせずに和解しました。喧嘩をするときには争っても、後味は残さないことが重要でしょう。まるで言い合いながら成長する兄弟の姿が思い描かれませんか。

神話のメンバーは奇行で有名ですよね。ファンに絶え間なく話しのネタを提供（？）するため、中年となりつつある年齢でもアイドルらしいのかもしれませんね。

メンバー紹介の前に、神話の奇行を少しお聞かせしましょう。

ギャグマンのイ・ギョンギュがMCをしていたどっきりカメラ最終回にキム・ドンワンが出演したのですが、タイトルは「キム・ドンワンのプロポーズ作戦」でした。キム・ドンワンがムン・ジエアナウンサーにプロポーズをするという内容で、放送は粗雑な仕上げに終わりましたが、公衆波（地上波）の放送でメンバーがタバコを吸い、暴言を吐く姿がそのまま登場し「やっぱり神話らしい」という言葉を聞くことになりました。

暴言を吐いたのに神話らしいとは。神話は生まれからしてそうでした。練習生時代にしても、話を聞かないのでマネージャーが「デビューも何も、全員が切られるだろう」と脅したところ、ひとつずつ荷物を整理して家に帰ろうとしたという逸話も出るほどですから。

リーダーであるエリックは危機の瞬間、犠牲精神を発揮するとてもリーダーらしい姿を見せますが、普段は冗談を飛ばすことで有名です。メンバーをからかおうとロッカーの中に隠れていることに気づいたメンバーがロッカーの鍵を閉めたこともあります。結局エリックはロッカーを壊して外に出て、後にドンワンが弁償したそうです。

インターネットで神話の猟奇的な写真がたくさん出回っていますが、犯人は神話本人です。暇さえあれば猟奇的な写真を撮影することが好きなメンバーが写真を撮影し、インターネットに掲載するなんて、まるで「俺たちはこんな奴らだから、ちょっとしたことで俺たちをからかう考えはするな」と警告をしているようにも見えますね。

エリック（本名：ムン・ジョンヒョク 文晸赫 1979年2月16日生まれ）

リーダーでありラッパー。現在アイドル歌手の中で最年長者。俳優として活動する際には本名であるムン・ジョンヒョクという名前を使う。神話とファンクラブ神話創造（신화창조）に対する愛着が他ならず、ドラマPDの「一生俳優をしろ」という言葉に「神話を10年以上、いえ一生やります」と応酬したというエピソードは広く知られている事実だ。

公益勤務要員としてソウル総合運動場にて勤務していた当時、怠けずに誠実に勤務して駅職員から芸能人らしくないと好評を受けたと伝えられる。メンバーを後ろから抱きしめたり、腕を組むなどスキンシップを頻繁に行い、メンバーも感化された状態だ。

公開恋愛主義者として、女優キム・ヒソンとパク・シヨンとの恋愛は一時マスコミを騒がせた。芸能人の中で精神世界が4次元であると知られる人物で、実際に4次元芸能人の始祖級だ。男の中の男のような外見とは違い、ぼそぼそっと話し、愛嬌もあるので女性らしさが滲み出ているというのが周辺の話。

いくつかの逸話の中で裸で走り回ったというものもある。朝まで酒を飲み、泥酔するやキム・ドンワンが自身の家に連れてきてくれたのだが、キム・ドンワンが風呂に入っている間に服を脱いで「家に帰る」と外に飛び出し、アパートの1階から3階まで捕まえようとするキム・ドンワンを避けて逃げ回ったという。

シン・ヘソンと共にバナナソングを作った。エリックが「バナナを食べます。猿だからバナナを食べます」とエリックがつくり、シン・ヘソンが後ろから「バナナはこうしてこうして出来てるからビタミンCでしょう」と付け加えた。この歌のポイントはエリックが静かな声で「I’ll never fall in love with banana again」と口ずさむ部分だが、コンサートではファンがどれだけ願っても最後まで歌ってくれなかった。

イ・ミヌ（李玟雨 1979年7月28日生まれ）

ボーカル、振り付け。ソロ歌手として活動するときにはMという芸名を使う。現在、神話内で音楽と振り付けなど全般的な調律を担当する。

ダンスの実力が秀でており、男性アイドル歌手が目標としたい歌手としてイ・ミヌを選ぶ際にはダンスの実力が一因となっている。SMエンターテイメント（以下、SM）にキャスティングされる際にもダンスの実力を見て選ばれたという話が聞かれる。代表的なダンシング芸能人に挙げられるが、小さな身長をコンプレックスにしない男らしい性格も持っている。

笑うときに目が小さくなり、しばしば愛嬌を見せてファンは強いイメージの中に隠されている可愛らしさを見つけて喜んだりする。メンバーの中で音楽に対する欲が一番強く、作詞と作曲、編曲、プロデュースまですべての分野で本人が直接手にかけることを好む。

2008年10月に『ハッピーサンデー』にてエイミーとカップルになったことをきっかけに、実際に恋人に発展したが8ヶ月で恋人関係を整理した。エイミーの前にはSHARP元メンバーのソ・ジヨンと交際していた。

キム・ドンワン（金烔完 1979年11月21日生まれ）

ボーカル。暑がりでメンバーが一緒にいるときに一人で汗を拭いたり、足を広げた姿で座る姿を簡単に見つけることが出来る。

歌手としてデビューする前には子役俳優と青少年ドラマに出演した演技者出身でもある。ウィットに富んだ言葉をよく話し、神話が芸能ドルというイメージを固める際に役割を果たした。

ファンクラブ神話創造1期とのミーティングにて「神話は皆さんの人生に責任は負いません」と話して雰囲気をひんやりとさせたが、当時はファンから大きな非難を受けたが最近では芸能人とファンとの関係を如実に表した名言に挙げられる。

サセンペン退治に一見があり、空港で密着写真を撮るファンに向かってカメラを突きつける行動は有名だ。ここに宿舎を訪ねるファンには2時間説教をしたり、学校をサボって美容室を訪ねたファンはアヒル歩き、しゃがんだ姿勢で走らせるなどの罰を与えたりする。

また宿舎の前に集まったサセンペンは一人一人両親に電話して家に帰したりもしたが、ファンが追いかけてくる時には「うわぁぁぁ」という叫び声で3秒で消えるため「3秒マン」というニックネームが付いた。

シン・ヘソン（本名：チョン・ピルギョ 鄭弼敎 1979年11月27日生まれ）

メインボーカル。外見とは違い悪口がうまく、放送にて生電話をかけたアンディに「XX、キウィ王子X野郎」と暴言を吐き散らして放送を「ピー」音で埋め尽くすハプニングが起きたりもした。暴言を吐いた理由は恐らくアンディが単独でキウィの国の帽子をかぶって、アイスクリームのCFを撮影したことが小憎たらしかったからだろう。とにかく、冷静に暴言を聞いていたアンディが公開放送だという事実を伝えてやると、慌てた反応が笑いを誘った。

中世的な外見とハスキーな美声を持ち、神話内でも人気が高い。メンバーの中で黒歴史を持っている。

2008年に飲酒運転をした容疑で書類送検されたことに続き、2009年に常習賭博容疑で起訴され1000万ウォンの罰金刑を受けて一時は非難を受けたが、賭博と関連した質問を受けて弁明せずに心から後悔した姿を見せて現在は静まった状況だ。

チョンジン（本名：パク・チュンジェ 朴忠裁 1980年8月19日生まれ）

ラップと振り付け担当。幼い頃からダンスを踊り始め、H.O.Tメンバーで現在はSMエンターテイメントの理事でもあるカンタの高校の後輩だ。カンタはある芸能プログラムに出てチョンジンが泣きながらSMに入れてくれとせがんだという逸話を紹介している。

性格が純粋でファンにチョンジン爛漫（天真爛漫をパロディした言葉）と呼ばれるほど。トークが面白く、芸能界に顔が広いことで有名で多くの人と仲良くしているが、他人がさせることはすべてやり、感情を隠せない性格であるためどっきりカメラといったプログラムに頻繁にキャスティングされる。

あまり表に出さずに黙々と行う誠実な姿も持っているが、腰の怪我を負った事実をずっと隠して2012年に手術を受けてファンをメンブンにさせたことがある。純粋な外見でグループ活動を開始させた当初、大衆からもっとも人気を集めたメンバーであり、当時視聴率が40%に肉薄した『出発ドリームチーム』での活躍でCFも一番先に撮影した。お洒落で有名なメンバーのイ・ミヌとは違い、モデル経験があるほどにも関わらずファッションテロリストに選ばれる。その中でもキャスケットは有名で一般人からもチュンジェ帽子と呼ばれるほどだ。

一時は女優イ・シヨンと公開恋愛をするも破局し、ガールズグループSPICAメンバーのパク・シヒョンと交際しているという記事がでたこともあったが、一ヶ月も続かずに破局記事が後に続いた。

神話メンバーの中で酒量では断然1位、焼酎で計算すれば15本というが、口直しに飲むビールは除くというのでどれほどなのか推測に値する。芸能界の酒党として知られるソン・シギョンもチョンジンには叶わないと棄権する状態で、とても恐ろしいほどに酒を飲んで暫くの間チョンジンの電話を避けたという話まで聞く。

アンディ（本名イ・ソノ 李先鎬 1981年1月21日生まれ）

ラッパー。末っ子らしくない末っ子。14歳でSMと縁を結びメンバーの中でSMへの入所が一番早い。アメリカでH.O.Tのトニー・アンと共にキャスティングされ練習生生活を開始させた。エリックが軍服務中、「エリックが除隊するまで僕が実力者だ」というツイッターを掲載するほど兄を取って掴む末っ子だ。

アメリカ市民権を放棄して軍に入隊し、ファンの尊敬を受けたが、2013年の軍服務中にブローカーを通じてスポーツ賭博をした事実が明らかとなり非難を受けた。その後、『ヒーリングキャンプ』にてメンバーたちと共に出演して公開謝罪をした。

見た目とは違い怪力の人だ。芸能プログラムに出て声も上げずに瓦11枚を撃破し、シルム選手出身のMCカン・ホドンを抱き上げて走ったりもした。