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  • Q.
    今回のIUの騒動はなぜ起きたのでしょうか(4)
  • A.
    ※この記事は「今回のIUの騒動はなぜ起きたのでしょうか(3)」の続きです。

    IUが作詞した歌「ZeZe」が果たして小児性愛と袋叩きにされるほどの内容を含んでいるのでしょうか。

    まず、「ZeZe」の歌詞から見てみましょう。

    ------------------------------------------------------

    興味を持ったみたいに
    ニッとあがる口元を見て
    その笑顔を見ただけでもわかる 君は意地悪
    ああ、名前が本当にかわいいね ずっと呼び続けたくなる
    言葉にはできない悪い想像が愛らしい

    小さな指で音に触れる
    くすぐったいその声で色や風景を歌う yeah

    (リフレイン)ZeZe、はやく木に上がってきて
    葉に口づけをして
    いたずらをしたらダメ
    木を痛がらせてはダメダメ

    ZeZe、はやく木に上がってきて
    ここで一番幼い葉を持っていって
    一つだけの花を折っていって

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    下線付きの部分が一部のネットユーザーと出版社が問題視した部分です。悪い想像が何であるかは、読者の想像におまかせしますが、「上がってきて」は体位を、「痛がらせてはダメ」は性交時の痛み、「一番幼い葉」は子ども、「一つだけの花」は童貞や純潔を意味すると考えて、かっとしたのです。

    ここでさらに、下の絵の中の男の子のピンナップガールのポーズと網タイツ、そして木の根元の穴も議論の中心になりました。単刀直入に言って木の穴は、女性の性器を象徴すると判断したのです。果たしてそうでしょうか。

    出版社側は、出過ぎた行動に対して謝罪を表明しました。一部のメディアは被害者が逆に謝罪をしたという解釈も出しましたが、出版社には最初からIUの発言を巧みに利用した責任があります。

    出版社側が、IUの「ZeZeは両面性を持っているような姿が魅力的で、なんか、それが本当にセクシーだと感じました」という発言を、「魅力的でセクシーだと感じた」と誤って引用して批判を始めたからです。

    小児性愛コンセプトが出版社が問題視したZeZe一つに留まっていたら、おそらく議論は早目に終わったかもしれません。

    しかし、小児性愛の議論は、出版社が主張する前から、すでにイルベやメガリア、女性時代などの女性ユーザーが多いコミュニティでイシューとなっていました。オンラインでふくらんだ論争の中心は、「ZeZe」ではなく、『CHAT-SHIRE』のタイトル曲「Twenty-Three」のミュージックビデオで、IUが以前からロリータコンセプトで活動してきたという疑惑が多角的に提起された状態にありました。

    まず、批判している人たちが提起した問題のシーンを見てみましょう。

    • < 「Twenty-Three」のミュージックビデオで哺乳瓶をくわえている姿 >



    • < 人形にミルクをかけてから、だらっとする姿 >



    • < ドックフードとミルクの入ったボウル >



    • < 花瓶からこぼれる白い液体 >



    • < 白いワンピースと乱れた髪 >



    チラリと見える素肌とショルダーストラップ、ベッドの後ろに置かれた本のタイトル「Delicate(デリケート)」、「Descipline(しつけをする)」。

    一様にロリータコンセプト、さらに性行為を連想させるという主張です。ドッグフードからはSM趣向も伺えるという極端な主張まで出てきました。

    ※この記事は「今回のIUの騒動はなぜ起きたのでしょうか(5)」へ続きます。