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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    歌手兼俳優ソ・イングクについて教えてください。
  • A.
    時は1997年。釜山広安(クァンアン)高校2年生の女子生徒ソン・シウォン(チョン・ウンジ扮)は、H.O.T、その中でもトニー・アン(アン・スンホ)になら目がない釜山最高の追っかけでした。広安高校の友達からは、アンスン夫人(アン・スンホの夫人)と呼ばれたりもしました。

    幼なじみのユン・ユンジェ(ソ・イングク扮)が、一途に自身に片思いしていることを知るのか知らないのか、ただトニー・アンだけを見つめ、家出をして野宿まで実行し、父親に捕まって剃髪に遭いそうになりながらも、ファンフィクションを書き上げました。

    tvNのドラマ「応答せよ」シリーズの幕を開いた『応答せよ1997』の簡単なあらすじです。時が経った後、同窓会にソン・シウォンが夫と一緒に参加するのですが、その夫が誰なのか、ドラマが放送されている間中、終始視聴者の関心を誘発しました。

    ソ・イングクは、このドラマで一気に人気俳優の仲間入りをしました。「付き合わないでおこうか?(만나지마까?)」、「友達?ふざけているね(친구? 지랄하네)」、そして婚前妊娠の事実を知ったシウォンがユン・ユンジェを叩き起こしたときに眠そうな声で「アイス買ってきた?」と言うセリフは、女性ファンたちを「ユンジェに夢中」にさせました。

    • < 『応答せよ1997』のワンシーン >

    2012年の各種授賞式は、ソ・イングクのための席でした。人気賞と男性新人賞を獲得し、ドラマの2トップであるAPinkチョン・ウンジとデュエットで歌った『応答せよ1997』のOSTは、音源チャートをオールキルし、歌手としての地位も固めました。衣類、通信、食品、金融会社のCFモデルのラブコールが殺到しました。

    人気急騰中の彼を地上波でも放っておくわけがありません。MBC『マイ・ラブリー・ブラザーズ』、KBS『王の顔』、『君を憶えてる』、SBS『主君の太陽』などの地上波3局のドラマに相次いでキャスティングされました。2013年には、チョ・ヨンソン監督の映画『No Breathing』にも顔が映りました。

    この映画は、評論家たちから評価3点という非常に悪い評価を受けましたが、「兄さんたちの体臭100%、本当に着用した水着をあげる!」という変態マーケティングまで行い、出演俳優たちのファン心を刺激したおかげで、Daumで評価9点台を受けて、後に百想芸術大賞で人気賞まで獲得しました。

    映画は、めちゃくちゃなのに出演俳優が人気賞を受けるほどだなんて、ソ・イングクの人気を推測するだけのことがありますね。

    ソ・イングクは、音楽放送Mnetが「歌に命をかけろ」というスローガンを掲げた歌手の登竜門『スーパースターK』を通じて、この世に存在を知らせました。実は『スーパースターK』序盤には、現在よりもだいぶぽっちゃりとしたルックスのために、注目されませんでした。生放送初期には、チュ・ムングンやキル・ハンミなどが有力な優勝候補に挙げられ、ソ・イングクは取り上げられすらしませんでした。

    最近では、OCNドラマ『38師機動隊』で、脳がセクシーな詐欺師ヤン・ジョンド役を引き受けて熱演を繰り広げていますね。去る7月9日に放映された9話は、4.1%の視聴率を記録し、OCNオリジナルシリーズの最高視聴率を塗り替えました。全16話で放映される予定であるため、最高視聴率がどこまで上がるか気になるところです。

    顔が優しく見えると言いますが、目が非常に長く鋭いという印象も与え、「犬に似ている」という言葉が出て、『スーパースターK』放送当時は、「ソ・イングクに似た犬」という名前で珍島犬の写真が回ったりもしました。

    • < 肩が広く体躯のいいソ・イングクとソ・イングクに似た犬 >

    しかし、ダイエットにより痩せた後、外観が日進月歩で変わりました。審査員を務めたヤン・ヒョンソクとイ・ヒョリから「外見が抜きん出ている」という言葉も聞きました。

    『スーパースターK』の初代勝者になった後、ソン・シギョンとパク・ヒョシンが所属するジェリーフィッシュエンターテイメントに抜擢されました。そして、間もなく新人歌手にもかかわらず『呼ぶよ』と『愛してる U』がMelOnなどの音源サイトで1位を占めて注目を集めました。

    演技者としての地位を占めた後にも、歌手としての歩みを続けました。2013年に発売した『君のせいで生き られない』は、高い順位を占め、相次いで披露した『With Laughter or With Tears』で『スーパースターK』出身では初めて、KBS『ミュージックバンク』、MBC『音楽中心』、SBS『人気歌謡』に出演することになりました。『Gangnam Style』でワールドスターになったPSYと2012年に最も熱い活動を行った歌手として競争を繰り広げたのですから、歌手としても頂点に立ったということでしょう。

    2013年末にリサーチパネルティリーオンがイネチズンを対象に行った、オーディションを通じてデビューした最高のスターを問う調査でも、ソ・イングクは32.8%で1位を獲得しました。2位のBusker Buskerは16.6%、3位の楽童ミュージシャンは12.5%だったので、結構な差があります。

    ソ・イングクの外見の特異事項は、肩が広いという点です。韓国の一般男性よりも1.5倍広いために、高校に通っていた時は、「肩怪物」というニックネームだったそうです。どこの高校を卒業したのかというと、少し驚くべきことに、蔚山(ウルサン)工業高校出身なのですが、ロボット自動化機械を専攻したんだそうです。

    ソ・イングクが母親と一緒にKBSバラエティ『マンマミーア』に出演し、出生の秘密(?)が明るみになったこともあります。ソ・イングクが高校に通っていた頃、母親が父親より7歳年上という事実を知ることになったと話す中で、ソ・イングクの母親が司会者の話に釣られて、「子どもを産んで、出生届と婚姻届を出すことになり、年下ということを知った」と打ち明けました。続く司会者の質問に、夫の紹介を受けた日は12月だと答え、ソ・イングクの誕生日は10月23日であることから、日付を計算してみた人たちが「あ、その日だね」と言い、ソ・イングクは衝撃を受けました。

    • < MC「年下の夫を初めて紹介を受けた日は?」 >



    • < 母「12月」MC「ソ・イングクの誕生日は?」 >



    • < 母「10月23日」そうなら?計算してみたらまさにその日?! >



    • < 衝撃を受けるソ・イングク >



    • < ソ・イングク「お母さん~!」 >