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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国のテレビ番組「ガールスピリット」に出場するガールズグループの紹介:Lovelyz、LABOUM
  • A.
    「鉄壁スカート」が何か知っていますか。露出を極度に自制したスカートです。鉄壁防御を連想させます。

    ガールズグループは、露出を防ぐために、短いスパッツを着用する方法を使いますが、8人組ガールズグループのLovelyzはさらにそのスパッツが露出することさえ防ぎます。衣装も特別に設計しました。完全に露出が遮断される鉄壁スカートは、放送審議規定により悩まされている放送局の関係者や女性ファンの歓呼を受けました。

    ほとんど脱いでいるような衣装でセクシーコンセプトをアピールするガールズグループにとって、鉄壁スカートなんて、他人の家の話かもしれませんが、清純美を強調することが、他のグループには模範的な事例となりました。他のグループも同じように着始めたのです。鉄壁スカートのためではないかもしれませんが、DCインサイド(韓国最大の電子掲示板)ではLovelyzのメンバーを聖女として扱います。

    韓国の数多くのガールズグループの中で清純美を強調するチームは他にも存在します。ヨジャチング(GFRIEND)、OH MY GIRL、APRILなどが代表的です。ヨジャチングがパワー清純を強調するとしたら、Lovelyzは童話の中の少女のイメージです。 「不思議の国のアリス」の主人公を考えてみるといいでしょう。実際に、LovelyzはSBS MTVで毎週水曜日に『不思議の国のLovelyz』というリアリティー番組を披露しています。

    • < ミニ2集『A NewTrilogy』のコンセプトイメージ。上の列の左からソ・ジス、Kei、チョン・イェイン、イ・ミジュ、JIN。
      下段、ベビーソウル、ユ・ジエ、リュ・スジョン >

    2014年11月『Girls' Invasion』でデビューしたLovelyzは、すでに相当数のファン層を保有しているガールズグループです。 2人のメインボーカルKeiとJIN、2人のリードボーカル、4人のサブボーカルはこのグループの音楽性を既に証明しています。メンバーが一緒に集まって歌うアカペラを聞くと、その実力を簡単に知ることができます『Beat it』のカバーアカペラは、米国でも紹介されました。

    ファンクラブである「Lovelyz in us」の公式ファンカフェ会員数は、2016年5月現在、4万7000人を超え、3・4世代ガールズグループの中ででは5位を占めています。ファンはKeiの誕生日を迎え、2016年3月、合井駅地下鉄内部にお祝い看板を設置しました。2カ月後、Keiの看板が撤去された後には、ユ・ジエの誕生日看板が設置されて、向かい側にはチョン・イェインの誕生日看板が付けられました。6月に入ってからはJINの誕生日看板が同じ地下鉄の駅に設置されました。今ではソウル地下鉄2号線の合井駅がLovelyzのファンが巡礼する聖地になったそうです。

    • <「Lovelyzの花」と言われるKei >

    Lovelyzを代表して『ガールスピリット』に参加したKeiはLovelyzの花と呼ばれています。顔、ダンス、演技、歌に愛嬌まで、男性ファンの心を溶かします。清純美を強調するLovelyzのメンバーの中で最も女性的なメンバーとして選ばれています。

    声は外見にふさわしい澄んでいて洗練された美声です。唱法も音色を生かすまっすぐ明瞭なスタイルなのですが、聞いていると声優のような感じを受けます。ただしパワフルな高音がない、つまり張り上げるようなパンチがないという惜しい評価もなくはありません。『ガールスピリット』の舞台でも似たような指摘がありましたが、対戦を介して自分自身に別の面があることを見せる必要があるでしょう。

    • < LABOUMのメインボーカルソヨン >

    今回の『ガールスピリット』の参加者のうち、Keiと同様の評価を受けるボーカルが6人組ガールズグループLABOUMのメインボーカルであるチョン・ソヨンです。小さくヨリヨリしたルックスに、見え隠れするえくぼ、女性らしいハスキー。ソヨンは一様に活発なメンバーの中で内気な姿を見せます。

    自らを「寝る前に聞きたい声」と紹介していますが、このコンセプトに合わせようとしているのか、江南駅の睡眠カフェでオクサンダルピッ(屋上の月光)の歌『お疲れ様、今日も』などを歌ったりしました。

    スヨンの中学時代のニックネームは「ヤリミ」。親しい友人たちのニックネームが「シニョンイ」「サンシリ」、「デヨ」、「ナデミ」など、すこし異様なのですが、ナデミは小学校、中学校を一緒に通ったmissAスジのニックネームなんだそうです。

    ソヨンが属するLABOUMは2014年8月『Mカウントダウン』でデビューしました。ブラウンアイドガールズの所属事務所であるネガネットワークとNHメディアが合作して、長い準備期間の末に出した野心作です。ソフィー・マルソーが熱演した『ラ・ブーム』は韓国でも人気を集めましたが、人気を受け継ぎたいという熱望があったのかもしれません。

    会社側は「さまざまなLa Boum(The Party)の姿を演出するという抱負が込められている」とショーケースで明らかにしましたが、2014年に中小事務所からデビューしたガールズグループの中でも好評を得ているチームです。あるサイトでは、「LABOUMの舞台は、いたずらな少女たちが楽しんで遊ぶシーンを20時間程度撮影した後、最も魅力的なシーンのみを3分27秒間に圧縮したような舞台だ」と賞賛を惜しみませんでした。つまり、ヒットする準備ができているという意味です。

    • < 6人組ガールグループLABOUM、左からユジョン、ジエン、ユルヒ、ソルビン、ヒイン、ソヨン >