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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国政治関連の記事に出てくる「右クリック」が何を意味するのかを知りたいです。
  • A.
    おそらくこのような記事を読んだのでしょう。

    記事の例文1

    保守性向のセヌリ党は、協同組合や社会的企業などの社会経済主体を包容しようと左クリックを通して攻略に乗り出した。一方、進歩性向の民主党は「中道進歩」を目標に、大企業集団を受け入れ、北朝鮮の人権問題を本格的に取り上げるなど、「右クリック」を試みている。

    記事の例文2

    忠南のアン・ヒジョン知事が10日午後TV朝鮮の「ニュース・ショー版」に出演することが知られ人目を引いている。政界では、2017年の大統領選挙出馬を既成事実化しているアン知事が一種の「右クリック」を試しているのではないかという解釈が出ている。

    記事では明らかに「右クリック」、「左クリック」という単語が出ます。

    ここで一つ覚えておくことは、「クリック」という言葉です。クリックは、マウスの右、左ボタンを押す行為も含まれますが、政界においてのクリックはマウスを連想してはいけません。マウスは右でも、左でも明らかな左右の選択が必要ですよね。

    しかし、上記の記事でのクリックとは、右または左に、ほんの少し動くというニュアンスを持っています。この時、クリックは銃や弓を撃つとき照準を調節するのと同じようにとらえなくてはいけません。

    明らかに正しく撃ったと考えたのに、横に少し外れた。このとき照準を調整する必要があるため、調整装置を一度に一クリックずつ微調整する必要があります。ほんの少しだけずれていても方向が滅茶苦茶になることがあります。

    「右クリック」でも「左クリック」でも政治家の動きもこれと同じです。右クリックなら左翼性向を持った政治家が保守性向を持つ、少なくとも中道(中間的立場)の有権者の票をつかむために非常に慎重に右翼的な政策を繰り広げると解釈します。

    左翼政治家が右翼に転じたら「右クリック」という代わりに「保守右翼に転向」、 「右翼に変身?」というタイトルが似合うでしょう。