広告は芸能人の人気を計る試金石でもあります。デビュー舞台を持ったのが昨日のことのようなのに、Wanna Oneはすでに8つの製品の広告モデルとなり、その銘柄も様々です。化粧品、お菓子、ビール、靴、制服、音楽ゲーム、スマートフォンアプリ、そしてサムスン電子の簡単決済商品であるサムスンペイ。

メンバー全員が参加しましたが、ハイトビールの広告を撮るときはユン・ジソン、ハ・ソンウン、ファン・ミンヒョン、オン・ソンウ、キム・ジェファン、カン・ダニエルだけが参加しました。理由は？大したことありません。酒類の広告だから、未成年者メンバーは除いたのです。

チームの末っ子ライ・グァンリンより実に10歳年上のユン・ジソン（尹智聖）は、DSPメディアとC-JeSエンターテイメント、MAROO企画、B2Mエンターテイメントを経てMMOエンターテイメントに籍を置きました。B2M所属だった5年前、ユン・ジソンがデビューするという応援メッセージがTwitterに上がったことがありましたが、長い期間がかかったもののその文は事実となりました。

▶ ユン・ジソン

その頃どれほど多くの苦労をしたでしょうか。気苦労はもちろん、生活も非常に苦しかったはずです。デビュー前の7年間と『プロデュース101』に出演している間も、彼の寝床は半地下の考試院（受験勉強をする人が寝泊りする2畳ほどの賃貸部屋）だったそうです。共用の台所の隣が彼の部屋で、ハエが交配をして卵を産む場面も目撃したそうです。冬には寒すぎるためにお湯を流しながら眠りについたこともあったそうです。

ことがあまりにも進まないため、高校3年生の時に改名します。元の名前はユン・ビョンオク。改名前の名前を言うのが嫌なのだそうですが、うまくいかずに苦労した思いが浮かぶからではないか、このように感じますね。

そのような苦労を経験しても、休むことなくおしゃべりをしてバラエティセンスを誇っているところを見ると、性格がとても明るいようです。普段の姿はほとんどが笑顔です。しかし表情がないときは非常に冷たく見えます。彼のファンの中には冷たい表情が好きな人もいます。

おしゃべりという言葉が出たので話しますが、ユン・ジソンが所属するMMOエンターテイメントの練習生はよくしゃべると定評があります。複数のチームが撮影している現場のなか雰囲気が落ち着かないときに自分たちはじっとしていた時にも「MMO！ちょっと静かにしてください」とスタッフに指摘されて、悔しい思いをしたことがあるそうです。

MMOエンターテイメントの練習生たちにはもう1つの共通点があります。カン・ダニエルはカン・ウィゴンから名前を変え、チュ・ジンウ（改名前の名前チュ・ソンヨル）とチェ・テウン（チェ・ジョンミン）、キム・ジェハン（キム・ジェファン）も名前を1回ずつ変えています。本当にすごい縁を持つメンバーが集まったわけですね。

芸能人として生き残るために努力をしたからなのか、個人技が非常に多いです。演出、パンソリ、ミュージカル、現代舞踊、演技も可能で、ガールズグループのダンスも本当に上手に踊ります。

▶ ハ・ソンウン

終電（11位）でWanna Oneに合流したハ・ソンウン（河成雲）は、魅力的な音色を持つボーカルです。特に激しいダンスをしながらも、歌が安定的で殷々とした声量がダンスをしながら歌うダンスグループにもってこいのボーカルでしょう。チームで上から2番目の年齢なので、叔母さんの役割を担当するそうです。

ハ・ソンウンは幼い頃、走って遊ぶことが好きだったので運動選手になろうとしましたが、とても大変で途中で放棄し、勉強をしていたところ歌が好きになり東亜放送芸術大のK-POP学科に進学しました。大学公演の中でキャスティングされ、HOTSHOTに最後のメンバーとして参加しました。高校1年生の時JYPエンターテイメントのオーディションに参加して得られなかった成果を獲得したわけです。

ユン・ジソン同様明るくて愉快な性格です。可愛いいたずらっ子でお姉さんたちの関心をたっぷり受け、どこに跳ねるかわからないラグビーボールのような面もあります。泣きそうにない話題で涙をこぼし、ファンも「一体なぜ泣くの？」首を傾げるそうです。彼には予想を超えた行動をする姿を見守る楽しみがあるのかもしれませんね。