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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    サセンペンのせいで起きた代表的な事件や事故があれば教えてください。(8)- ホムマの世界(下)
  • A.
    アイドル歌手を追いかけながら大企業の年俸より多い年間数千万ウォンを儲けて税金を一銭も出さないホムマに関する記事が時々、掲載されている。本当の話でしょうか?だから空港でカメラを突きつけるホムマがたくさんいるのでしょうか?

    アイドル歌手がいる場所にホムマが陣を敷く理由はアイドルとホムマが「ワニとトロキラス(共生)」の関係だからです。彼らがいたからデビュー後、消えていきそうだったEXIDが返り咲きに成功できたのです。最近はホムマを捕まえることで有名な男性アイドルの所属事務所はグループが有名になる前は、「ファンプレス」というホムマ専用の座席まで用意していました。

    幼いファンたちに写真を撮ってあげると言いながら詐欺を働く、肖像権を侵害しながらアイドルで大金を儲ける、アイドルプッスニで悪いうわさを広めているホムマたちの世界はどうでしょうか?

    オンラインマガジンを運営するムン・ヒオンさんがアイドルグループNCTのショーケースでホムマに会って交わした話を通じて彼らの世界を覗いてみましょう。

    * アイドルのスケジュールについて行った時、最も多くお金を使った時は?
    -海外スケジュールです、飛行機、ホテル、チケット代まで合わせて200万ウォン程度です。
    * グッズを作って最もたくさん収益を出した時はどの程度?
    -純収益が600万ウォン、購買者は1,200人程度でした。安く売ったので利益が、あまり残りませんでした。
    * ホムマをしながら一番いい時は?
    -少ない額で前の席に行った時です。
    * 最も大変な時はいつでしたか?
    -いい時以外は、全部大変です。
    * 写真が好きだからホムマをしてますか?それともアイドルが好き過ぎてホムマまですることになりましたか?
    -はっきりと言えるのは、たぶんすべての人(ホムマ)が最初は後者ですが、1年ほど過ぎれば前者になります。写真を共有した時の反応を忘れられないから、それを手放せないのです。
    * アイドルともう少し親密な関係を望んでホムマをするんですか?
    -それは違います。私もこのような私自身を理解できなくて、あまりにも理解できない時は、お金を少しだけ使いました。ヒョンタが来たのです。
    * スケジュールを付いて回るのは、経済的に大変じゃないですか?
    -もちろん大変です。買いたい服も買えなくて、完全に底辺人生です。
    * いつまで、続けられそうですか?
    -最初に始めた時は若かったけど、もう7年も経ったので、まだ30歳ではないですが、それでもやっぱり大変過ぎるので長くて1年ほどでしょう。

    ホムマは浮気男と似ています。お金と時間が伴わなければ、その生活を継続することができません。体力も必須です。出退勤の写真や空港写真を撮るためには、相当な時間を待たなければならないし、コンサートの場合は、三日連続スタンディングを走るほどの体力が必要です。

    • ホムマが載せた6人組ポーイグループ、ASTROのチャ・ウヌ



    周り人の視線を気にしない図々しさも備えていなければなりません。10代の青少年なら「勉強をしないで芸能人のことばかり追い回してるのか?」という非難を受けても「いけませんか?」で終わらせる度胸がなければならないし、20代後半ならば「いつになったら大人になるの?まだ芸能人の後ろをチョロチョロ付いて回ってるの?」という侮辱にも耐えなければなりません。
    もう一人のホムマのインタビューも聞いてみましょう。

    * ホムマというのは自分の時間とお金、努力を費やすことなのに、なぜ続けるのですか?」
    -若干、中毒?。
    * アイドルに対する理性的な関心がありますか?
    -理性的な関心が1%もないならば好きにならないでしょう。私より若いのは分かってるけど舞台の上に立つ姿を見ると、ときめいてしまいます。
    * ホムマ活動をする時に最も重要な点は?
    -やはりいい席を取って写真を上手に撮ること。作業に対する満足度が最も重要です。スケジュールについて行くためにお金と時間をたくさん使ったのに、うまく撮れなければ気分が悪いです。

    ホムマはアイドル歌手と一緒に写真、いや写真を共有した時の気持ちに狂った人という気がします。

    ホムマたちに許されるのはスチル写真、動画を撮影した場合は、現場で警護員に引っ張られて行き、映像も削除されます。アイドルスタッフとマネジャーに侮辱もされます。例えばこのような言葉です。

    -おい、パスニ、出て行け。
    -こんな所まで付いてくるなんて、精神病者みたいだ。
    -うちのアイドルで金を儲けているくせに。

    海外ツアーを追いかけるホムマたちは公演会場で、身体検査をしながら密かに触るセクハラにも耐えなければなりません。

    ホムマに対する社会的見解は冷たいし、彼らに突き付けられる視線も鋭いのにも関わらず卒業シーズンである最近のコミュニティでは、カメラのスペックを尋ねる質問が多く飛び交っています。10代の少女は風船の代わりにカメラを持ち歩きたいようです。

    そのようなロマンを描いたドラマがまもなく始まる予定です。

    キム・ソンヨンさんの小説『ヌナファンドットコム』を原作にしたtvNの『彼女の私生活』です。

    新人作家を発掘してデビューさせる美術館のキュレーターは、時間さえあればアイドルグループのメンバー、シアンのホムマとして我を忘れて走り回るというストーリーです。アイドルオタクのキュレーター役は女優パク・ミニョンが演じる予定です。