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  • Q.
    オールドワインとヤングワインはどのような違いがありますか?
  • A.
    オールドワイン(OldWine)とヤングワイン(YoungWine)?
    簡単すぎる問題です。
    年の差です、若いのはヤングワイン、古いのはオールドワイン…。

    そうです。
    保存期間によってワインをYoungとOldに区分します。

    「Old-Vines」という表現もありますが、直訳すると古いブドウの木という意味です。ここには古い分、味や香りが濃くなっているため高級感があるという意味が含まれています。(長く熟成させたワイン、保管する価値のあるワインをリザーブ(Reserve)と呼びます。ものすごく高いです)

    答えは、これだけでしょうか?
    世の中の物事が、こんなに簡単ならどんなにいいでしょうか?
    この程度の答えで終わるには少し物足りない感じがします。

    何がですか?
    設計者の意図が抜けているという話です。

    設計者の意図?
    簡単に例を挙げてみましょう。

    ワイン名人がワインを3本を作りました。
    この子は来年栓を取って、この子は2年後に、そしてこれは約20年寝かせて、息子が結婚する時にお祝いのお酒として出そう。そして、1年後に飲むワインは毎年漬けました。
    そして歳月が5年ほど流れました。

    名人のワインセラーには1年後に飲むために造られましたが、2年以上開封していないワインと、20年後に開封する予定だったワインが残っています。

    さあ、ここで問題です。
    どちらがYoungで、どちらがOldでしょうか?
    造って2年目になる1年ものワインは、飲むには年を取りすぎており、20年ものワインは熟成してないため飲むには若すぎます。

    一般的にブドウを収穫したビンテージ年度によってヤング、オールドを区分するものの、より重要なのはタイムリーだという点です。

    こんなワインは適期を問う必要もないでしょうが、今のふところ事情では買いにくいため…。

    カベルネ・ソーヴィニヨン*ベースのワインは通常長期熟成用として造られているため、漬けてから長い年月が経たないと味が覚めません。同じブドウ品種で造ったワインであっても、フランス、スペイン、アメリカ、チリなど生産国によって飲みやすい適期が変わることもあります。

    これくらい説明すると、何を言いたいのか分かるでしょう。
    ビンテージ年度により飲みやすい適期を強調する意味でアンダーラインを引きました。

    ワインのデザインによって適期が長くなったり短くなったりもしますが、代表的にヤングで飲むワインがボジョレー・ヌーヴォー(BeaujolaisNouveau)です。造ったその年に飲むからです。

    年末を迎え韓国でも2020年産のボジョレー・ヌーヴォーがかなり人気です。

    ワイン飲用の適期は、白ワイン、赤ワインによって少し異なります。

    一般的に白ワインは新鮮に飲むのがよく、ビンテージによって2~4年を適期とみなします。(ブルゴーニュのシャブリ・グラン・クリュ級、モンラッシェ、ムルソーなどは10年以上熟成可能で、100年間熟成できるソーテルヌとアイスワインなどのデザート用白ワインもあります)

    赤ワインは価格によって区分するのが楽です。
    1~2万ウォン台の赤ワインは生産年度1~2年もの、3~5万ウォン台なら3~5年もの。

    1本10万ウォン以上の高価ワインは10年以上熟成したものを選ぶのが得策ですが、新世界*ワインは酸度が低いため10年が経つ前に栓を開けることをお勧めします。これらのワインは熟成しすぎると耐え切れずにワインが運命を異にしてしまうという惨事が起こるのです。

    これよりはるかに高い1本当たり100万ウォンを超えるワインなら?
    当然飲みやすい最適な時期を探すために努力するべきです。

    ワインマニアたちはワインを恋人を扱うようにしなさいと勧めます。
    少し荒っぽいと怒らないで可愛く見てほしいという意味です。ワインによって変化に富んで複合的な味を楽しむためには、Youngだからといって見下したり、いじめたりするなということです。