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世界1位の韓国製品、今年154品目で歴代最多…半分が中小企業
世界制覇したヒドゥン・チャンピオン、 大韓民国の未来は心強い
- ハワイのワイキキビーチやマイアミビーチで、粋に波涛を切り裂くサーフボードの10のうち7つは、「サーフィン不毛の地」大韓民国の製品だ。水上レジャー用装備品メーカーのウソンアイビー(Woosung I.B.)は、これまでのサーフボードよりも安全で浮揚力の良い空気注入式サーフボードを開発し、世界市場を席巻した。ウソンアイビーの世界市場シェアは77%に達する。ウソンアイビーは昨年、空気注入式サーフボードだけで1400万ドル分を輸出した。
< 増加する世界1位の韓国製品 *資料=産業通商資源部 >
世界の海を航海する船舶10隻のうち6隻のエンジンには、「メイド・イン・コリア(made in Korea)」のコネクティングロッド(コンロッド)が装着されている。コネクティングロッドは、エンジン内部のピストンとクランクシャフトをつなぎ、ピストンの直線運動をクランクシャフトの回転運動に変換させる装置だ。国内企業のヒョンヂン素材(HYUNJIN MATERIALS)のコネクティングロッドは、世界市場の63%のシェアを占めている。
熾烈なグローバル競争と景気低迷という高波の中でも、「輸出コリア」の航海を続けさせる原動力は、このように世界市場を席巻している「世界1位の商品」から出てくる。
産業通商資源部は8日、ソウル市の三成洞COEXで「世界一流商品の生産企業認定書授与式」を開催した。国内生産製品のうちで世界市場シェア1位の「世界チャンピオン製品」は154品目で、歴代最多を記録した。昨年の149品目よりも5つ増えた。
「IT強国」らしく、電子製品・IT部品分野が14品目で最も多かった。続いて医療機器・医療用品・精密化学医薬品・繊維・石油化学製品が後に続いた。
また、世界市場シェア5位以内に入る商品を意味する「世界一流商品」の数も、昨年の639品目から今年は661品目に22品目増加しており、これらを生産する企業の数も727社から751社に24社が増えた。
国内の中小企業のヒュビス(Huvis)社は、おむつや生理用ナプキンの中に入る「衛生材用オレフィン系複合繊維」を生産するが、世界市場シェアが9.1%で4位に上がり、今回の一流商品に選定された。ヒュビス社は7700万ドルの生産量の半分ほどの3760万ドル分を輸出する。
世界一流商品の中で、ヒュビス社のように中小・中堅企業の製品は321品目で67.4%であり、このうち世界1位の品目は88品目で57.1%だった。
世界一流商品の育成事業は、輸出品目を多様化して将来の輸出動力を拡充するために、産業通商資源部が2001年から推進しており、KOTRAが海外マーケティングを担当し支援している。
昨年の世界一流商品の輸出額は2276億ドルで、わが国全体の輸出の約40%を占めた。
産業通商資源部のクォン・ピョンオ貿易投資室長はこの日の証明書授与式で、「現在の一流商品と次世代一流商品の生産企業の力量を考慮した適切な支援を通じて、グローバルな競争力の向上を図り、一流商品に対する広報とマーケティングを積極的に支援すると同時に、制度の補完作業も積極的に推進する計画だ」と明らかにした。 - 毎日経済 キム・ギチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-12-08 17:40:39