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[コラム] 母が作った詩

  • インターネットに上がってきた詩1編が話題を集めたことがある。

    詩のタイトルは『母が作った詩』だ。まず、内容から見ましょう。

    私は
    子どもとして生まれて
    少女として育ち
    女性になり
    妻に変身して
    母として落ち着いた
    再び
    女性になりたい

    夫は
    子どもとして生まれて
    少年として育ち
    男性になり
    夫の仮面を被るふりをし
    外見だけが父になり
    子どもに戻った
    君は母のもとに行けば良い(出典=ユーモア国)

    正直な感情をそのまま表わした詩であるため、特別な説明しなくても何を意味するのかは分かるだろうか。

    4度の結婚と離婚をした韓国の女優キム・ジミも、似たような言葉を残したことがある。
    「年を重ねた男、若い男、能力のある男、皆一緒に過ごしてみたが、男は大したことない、男はみんな子どもで、物足りなくて、不安な存在だった」

    詩を書いた母や女優キム・ジミが、的を射ているのかもしれない。おそらくそうだ。韓国人男性だけだろうか。全世界の男性がまったく同じだろう。70を越えても、金が多くても、権力を握っていても、いざスカートの中を覗きたくなる子どもだ。

    芸能人が相次いで性スキャンダルに巻き込まれ、韓国最高の財閥会長さえ性スキャンダルに包まれたからと言って言うことではない。

    江南駅通り魔殺人で韓国社会を騒ぎ立てた犯人は、「仕事を始めた後、女性たちに知らず知らず被害を受けて犯行を犯すようになった」と主張したと言う。事件2日前に彼はが受けたという被害は、飲食店の近く空き地にいた際、女性が投げたたばこの吸い殻が靴に当たったというのがすべてだ。

    「あまりにも怒りがこみ上げて仕事が手につかなかった」
    犯人が裁判所で打ち明けた心境だ。悔しいという思いが胸の下まで上がってきているところに、足の下に落ちたたばこの吸殻が、殺人の導火線となったわけだ。しかし、この言葉が事実だとしても感情を治める能力がないことを証明したわけであるため、幼い子どもも変わらないだろう。

    男性を幼い子どもにするのは何なのか。しばらく悩み、それなりに下した結論は、女性だ。男性の後には常に女性がためだ。

    ところが、女性の後ろに常に何があるか知っているだろうか。金だという。

    資本主義社会で金が最高で、回り回ってみると、笑いも喜びも、そして性スキャンダルも金として回ってくる。

  • O2CNI_Lim, Chul / 写真=photopark.com | 入力 2016-07-31 08:00:00