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ユニクロ・ZARA・H&M、グローバルSPA3大ブランドが「成長ブレーキ」

    天井知らずに続いていたグローバルSPAブランドの高空成長にブレーキがかかった。売上実績は、まだ毎年増えているが、営業利益の損害あるいは売上高の増加に比べ、低調な営業利益で苦戦を強いられている。

    ユニクロは、金融監督院の電子公示システム監査報告書によると、2016年第12期(15.9.1~16.8.31)の総売上高が1兆1822億ウォン、営業利益が1073億ウォンを記録した。前年同期比の売上高は約650億ウォン増加したが、営業利益は490億ウォンが減少した。

    2012年の総売上高が6937億ウォン、営業利益が760億ウォンで、2015年の総売上高が1兆1169億ウォン、営業利益が1560億ウォンまで毎年二桁を遥かに超える成長の勢いが、2016年には一桁成長を見せた。

    ZARAの状況も困難なものだ。2015年の売上高が2900億ウォン、営業利益が80億ウォンを記録した。営業利益は、前年の79億ウォンに比べて小幅増加したが、売上高が530億ウォン増加したことに比べて大幅に少ない成長率を見せた。

    H&Mも状況は似ている。第5期(12.12.1~13.11.30)の総売上高が1226億ウォン、営業利益が62億ウォンを記録した後、第7期(15.12.1~15.11.30)の総売上高が1568億ウォンまで、毎年総売上高は増加したが、営業利益は38億ウォン台を記録して半減した状態だ。

    これは、最近コストパフォーマンスを叫んでいたグローバルSPAブランドが、消費者を引き入れていたコストパフォーマンス戦略を脱して価格を少しずつ上げながら高価政策運営を見せたためだ。さらに、景気低迷の長期化がかみ合い、その打撃が倍になった。

    ここに、国内のSPAブランドが消費者が共感できるコストパフォーマンス戦略と主要商圏の店舗開設などと、積極的なマーケティングを通して力をつけている点も一役買った。

    常に脆弱点の指摘を受けていたデザイン面も改善され続けており、SPAOはEXO、8 SECONDSはG-DRAGON、TOP10はソン・ジュンギをそれぞれモデルに抜擢するなどと、スターを通じたマーケティングに消費者の心をとらえた。

    3兆4000億ウォンを占めるSPA市場の半分以上をグローバルSPAブランドが占めており、最近の3、4年を見た時、その割合は毎年増加したことから、「危機説」だけで終わる可能性が高い。しかし、ブランドよりもコストパフォーマンスと感性を見て買う消費パターンの変化に反する政略と国内のSPAに比べて差別化を計らなければ、下落傾向が一時的に終わることはないだろうという見通しが優勢だ。
  • シックニュース ソ・チュンシク記者 / 写真=毎経DB | (C) mk.co.kr | 入力 2017-01-02 17:53:00