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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    シルドゥ:실드(Shield)
  • 解説
    ハングル:실드

    ハングル発音:シルドゥ

    意味:盾を意味する英語の単語Shield(シールド)に由来するインターネット隠語。盾の役割をしてくれる保護膜、保護者、助力者を指す。

    解説:去る11月17日、大学修学能力試験を受けた女子高生が、試験用紙を受け取って間もなく、携帯電話の着信音が聞こえた。母親が作ってくれた弁当かばんに携帯電話が入っていたのだ。不正行為を防ぐために、携帯電話を試験会場に持ち込まないようにしたが、規定を知らなかった母親が失敗したのだ。
    女子高生は、不正行為者とみなされて試験場から追放された。些細な規定で数年間の努力が水の泡になってしまったが、全員に同じ物差しを突きつけるため、監督官も裁量を発揮しにくかっただろう。
    女子高生は、後にSNSに悔しさを訴えるよりも着信音のためにもしかしたら試験を受けるのに支障が起きたのではないかと思い申し訳ないというコメントを残した。

    女子高生の事情が知られた後、朴槿恵(パク・クネ)大統領の秘線で国政を壟断したチェ・スンシル(崔順実)の娘と照らし合わせるコメントが溢れた。チェ氏の娘チョン・ユラは、学校に出席していなくても、成績が良くなくても、課題を出さなくても、親と教授が鉄壁のシルドゥを作ってくれたという話だ。

    シルドゥには、このような否定的なニュアンスを漂わせる。善し悪し関係なく、自分が味方になりたい対象をやみくもに保護しようとする。

    口げんかになった時、一方の肩を持つことは普通のことで、世論の攻撃を受けるに値する過ち、さらに韓国社会でタブー視される兵役や薬物問題に関与しても先頭に立って言い訳をしてくれる。煩わしい言い訳の代わりに過ちを認め、許しを求めなければならない状況でシルドゥを作り、自身が提唱しようとする対象がさらに抜け出しにくい困境に置かれたりもする。

    シルドゥを作る人には、このような長期的な目がない。ただ「全身的で防ぐ」という一念だけだ。

    たまにシシルドゥを作った人が、どのような理由からなのか非難を浴びせることもある。このような時、盾を振り回す戦闘警察の写真を上げることもある。シルドゥを作ってくれていたその盾で殴る(攻撃する)という意味を込めている。