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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    コロナイホン:코로나 이혼
  • 解説
    ハングル:코로나 이혼

    ハングル発音:コロナイホン

    意味:新型コロナウイルスにより増加した離婚

    解説:

    Covidivorce。Covid + Divorceの合成語。新型コロナウイルスで社会的距離の確保と在宅勤務で夫婦が一緒に過ごす時間が増えて夫婦喧嘩も多くなり離婚が急増した世相を示す新造語。

    新型コロナウイルスは家族を結束させるよりも解体の一助となった。
    地球村のあちこちで似たような様相を見せている。

    アメリカの法律サイト「リーガルテンプレート」は離婚率が57%増加したことを明らかにし、中国の四川省達州市でも離婚訴訟件数が倍増した。中国最大の検索エンジンを提供する「百度(Baidu)」を訪問し離婚について検索してみた回数も21%増えた。

    中国陝西省には1日に離婚訴訟を5件処理するという規定があるが、離婚手続きが順調に進まなかったため「予約離婚」という言葉まで登場したそうだ。

    イギリスの離婚申請も34%、イタリアは30%ほど増えたという法律事務所の報告書も出ている。

    日本も同じような状況だ。元アイドルタレントの小林玲奈がSNSにアップした13歳年上の夫との離婚式の写真は韓国でも話題になった。

    新型コロナウイルスが離婚をけしかけた理由は何だろうか?
    アメリカでは1日平均2時間30分ほど一緒に暮らしながら会話をしている途中、夫の無視したり軽蔑する言葉遣いに我慢できない女性たちが傷つき離婚を申請する場合が多いと言う。小林怜奈の場合と同じような状況だ。

    問題は夫たちはわけも分からないまま「僕が何をしたんだ?」と呆然としているということだ。
    浮気をしたわけでもなく酒と賭博で財産を使い果たしたわけでもないのに自分がどうして離婚しなければならないのか、理由さえ分からないということだ。

    日本の宿泊業者が出している商品「一時避難所」はコロナイホンの解決法としては称賛に値する。

    幸いなのか不幸なのか韓国ではコロナイホンの兆候は見つからない。
    統計庁が発表した資料によると2020年の韓国の離婚件数は10万6512件で前年比3.9%減少した。

    結婚件数が前年比10.7%減少した上、頻繁な裁判所休廷、名節症候群の減少、そして何よりも急騰する不動産相場などが離婚を防いだという分析だ。離婚をすると家を売って財産を分けるが、住宅価格が上がっているので離婚をしばらく延ばしたという意味だ。

    だから新型コロナウイルスが唯一韓国だけで家族の結束を強化したという希望を抱いては困るだろう。新型コロナウイルスが去った後、かえって後遺症として残らないか心配だ。