ハングル：브금

ハングル発音：ブグム / プグム

意味：BGM。BGMはBackground Musicの略。英語圏の住民もBGMをブグムと発音するかはよく分からないが、こっそりとブグムで定着してしまった。

解説：なぜブグムで定着したのか？ 理由は1つだ。韓英Keyを押すのが面倒だからだ。関連業種に従事する人々は、BGMをブグムとふざけて言うことに対してすごく怒り、癇癪を起こし、神経質な反応まで見せる。ブグムに「北音（북음）」という漢字まで作ってしまった。

漢字の「北」は、東西南北の方位を意味するほかにも、「逃げる」または「背にする」という意味でも使用されるが、この場合の「北」は「배」と読ませ、事実上、「背」と通用される。背にして聞こえる音楽という意味で北音という言葉を使ったのなら、「北音」ではなく「背音（배음 / ペウム）」と読まなければならないという意味だ。

一時、韓国のオンラインゲームでBGMが疎かに扱われたことがある。ゲーム開発チームにプログラマー、グラフィックデザイナーが仕事をしたが、サウンド専門家は探すことが難しかった。しかし、最近に入ってアクションとストーリーが強調されながらBGMの比率も高くなった。

ハリウッドの興行保証手形である『スターウォーズ』も、公開する前に進行する試写会時にはBGMがなかったという。試写会に参加した人の中でスティーブン・スピルバーグを除いては、特にこれといった反応を見せなかったが、BGMを入れて公開し、人々を劇場に引き込んだ。

この事実だけでも、映画やゲームのシーンの雰囲気を伝えるために、BGMがどれだけ重要な役割をしているのかが分かる。BGMが観客に雰囲気を伝える程度が度が過ぎるほど強く、内容を歪曲させるほどになると、これを「魔声のブグム（BGM）」または「魔法のブグム」と称するようになる。

魔声のブグムという好評を受けたBGMは、MBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』に出てきたCLAZZIQUAIの『She is』が代表的だ。