ハングル：케미갑

ハングル発音：ケミガプ

意味：케미（ケミ / chemistry）＋갑（甲）の合成語。2人が本当によく似合うという意味だ。ドラマに出てくるカップルが幻想的なパートナーの姿を見せる時によく使われる言葉だ。

解説：갑（甲）という言葉がついて回れば、好きだろうと嫌いだろうと、良いことであろうと悪いことであろうと、その間に無条件で最高だという意味が盛り込まれる。

たとえば、女優ラ・ミランが映画界では猥せつで下種ばった話の甲と呼ばれるようなことだ。
MBCトークショー『ラジオスター』に出演したラ・ミランはこってりとした話し方を誇りました。オム・ジョンファにまつわる逸話を紹介しながら、1969年生まれのオム・ジョンファをいやらしい年度出身だと紹介し、席を一緒にしていた人々を笑いの渦に巻き込んだりもした。

このように使われる甲が伴うため、ケミガプはほぼ天生縁分だと見るべきだろう。

MBCドラマ『運勢ロマンス』でリュ・ジュンヨルとファン・ジョンウムは、幻想のコンビを成して「ケミガプ」と呼ばれた。

芸能人の場合にはたとえ仮想の世界であるものの、数多くの男女関係が絡んで回っていくだろう。昨日は兄妹だったが、今日は夫婦の縁を結んだりもして、夫婦喧嘩は一度なく仲良く過ごしてきた男女俳優が、他の作品では不倶戴天の敵として会うこともある。

俳優の中には、本当に多くの男女と縁を結ぶ。
そうしてみるとファンたちにとっては誰と誰のケミが最高によく合うのか？ 気になったりもする。

ケミガプは、おそらくこのような疑問から始まった造語だろう。

オム・ジョンファの男性のうちケミガプは誰？
または
チョ・インソンの女性のうちケミガプは誰？
というように。

ケミガプの男女俳優が配役を務めるなら、作品がヒットする可能性も高くなる。俳優たちがキャラクターの演技により自然に溶け込む可能性があるためだ。ファンたちも粘り強く期待するようになる。俳優キム・スヒョンが相手役としてチョン・ジヒョンに会えば、持っている魅力がより輝いて見えるともいう。

だからといってケミガプが男女間だけに通じることはない。主人公と対立する悪役俳優ともケミが合ってこそ、劇が熾烈になる。自身を愛する恋人、自身を理解する友人も必要だが、しっかりとした一勝負を繰り広げるライバルがいてこそストーリーが豊かになる。