ハングル：종방연

ハングル発音：チョンバンヨン

意味：終放宴。ドラマの最終回が放送される前後に開くパーティ。ドラマに出演した俳優と作家、制作陣、放送局関係者、そして記者たちも席を共にして作品を思い出にして懐抱を開く席。쫑파티（チョンパティ）の一種だ。

解説：ドラマが放映される前にも、放送局は巨大な広報資料を撒きまくるが、放映途中にも広報に熱中するのは同じだ。視聴率を高めるための努力だという。視聴率が高まれば放映される前に「広告効果があるだろうか？」と首をかしげていた企業も座を占めようと努力する。

終放宴は、視聴率の負担から抜け出したという歓呼の声だ。視聴率を高めるために努力した人たち、高視聴率に恩恵を受けた人たち、視聴率が落ちるかとハラハラ心配した人たちを慰め、思い出を仕上げる席だ。そのため、終放宴に俳優やスタッフはもちろん、記者、広告主が参加する。ドラマ制作にお金を出し、企業が終放宴にかかる費用を喜んで負担したりもする。

焼肉屋などの食堂で主に行われる終放宴に来る人、行く人が非常に自由だ。服装も同様に。レッドカーペットを踏む時はすごく服装に気を使う俳優たちも、終放宴は非常に自由な服装で楽に行く。華やかなドレスに肉の臭いを付ける理由もないだろう。

ドラマを撮り、時間台が合わずに見られなかった顔を終放宴で会って、喜色を見せる場合もある。OCNドラマ『ボイス』で希代のサイコパス殺人役を演じた俳優キム・ジェウクは、終放宴に行って初めて主演俳優のイェソンとソン・ウンソに会えたという。

だからといって、すべてのドラマが終放宴をするわけではない。単幕劇はもちろん、視聴率があまりにも低いために早期に放映終了する悲運に会ったドラマなら、終放宴をするのが難しいだろう。作家や主人公を引き受けた俳優、あるいは演出者が何人か招待し、焼酎を傾けながら慰めあう席こそあるだろうが、正式的な集まりを開くには少し恥ずかしいだろう。