ハングル：화섹남

ハングル発音：ファセクナム

意味：メイクアップをするセクシーな男性

解説：化粧（화장）をするセクシー（섹시）な男子（남자）を略した言葉だ。

いつのころからか、化粧をする男性が増えている。芸能人やアナウンサーなど、大衆の前に立つ放送関係者の話ではない。

職場や学校に通っていたり、ぶらぶらと遊び回る男性が化粧をしているという話だ。この言葉を最初に聞いたときは顔を洗ったあとに、基礎化粧品を塗ったり香水をかける程度だろうと思っていたが、違っていた。

ファウンデーションを塗って、眉毛も描き、リップまで塗る男性がいる。高齢者が聞いたらびっくりするかもしれないが、実際に、コドク（코덕、コスメオタク）の中には男性も多い。

美容とファッションに惜しむことなく投資するグルーミング族が増えて、自然と男性化粧品の市場規模も大きくなった。2016年、韓国の男性化粧品の市場規模は1兆2936億ウォンと、10年前に比べて10倍ほどに増えた。世界で最も大きい市場規模だという。世界市場の20％のシェアに達し、2位のデンマークとの差も4倍にもなる圧倒的な1位だ。

ロッテ百貨店の調査では、メイキャップ化粧品の購入者のなかで、男性の割合が11％へと増えたそうだ。ほんの2~3年前までは4％だったのだから、ものすごい増加だ。

化粧をする男性が人気を得たりもする。

コメディアンのキム・ギスは「ビューティークリエーター」に職業を変更した。男性には非難されるが、SBSモバイルで提供している彼の番組は2回目にして100万ヒットを達成するほどの人気を得ている。