ハングル：사랑꾼

ハングル発音：サランクン

意味：愛の価値を認め愛する人に全てを捧げる人

解説：クン（꾼）はあることを専門的・習慣的にする人を表すときに使われる言葉だ。例えばスルクン（술꾼）は酒好きののんべえのことだし、ノンサクン（농사꾼）は農民でチャンサクン（장사꾼）は商人、シルムクン（씨름꾼）はシルム（韓国の相撲）選手だ。

俳優ヨン・ジョンフンに対する資料を探してみると、まず最初に目につくのはハン・ガインとの結婚だ。

彼は2005年に絶頂の人気を誇っていたハン・ガインと結婚して男性たちから泥棒野郎と呼ばれている。朝鮮時代に超能力を発揮した義賊ホン・ギルドン、人々の味覚を虜にしたゴハン泥棒のカンジャンケジャンと肩を並べる韓国の3大泥棒だ。

最近、ヨン・ジャンフンがJTBCのバラエティ番組『一食ください』に出演して妻に対する切々とした愛情を表現して「これからは泥棒野郎ではなくサランクンと呼ばれたい」と明らかにした。

仮想のキャラクターまで含めると、サランクンのリストからトム・ハンクスが演じたフォレスト・ガンプを抜かすことはできない。

IQ75のフォレスト・ガンプは初めての登校途中に「ジェニー」の隣の席に座って以来、生涯に渡って心の中から彼女を消すことができない。ベトナム戦争の真ん中で歩哨に立ったときも、エビ漁船を運転しながら夕日を眺めるときも、米国本土を横断しながら山の頂上の湖と砂漠で昇る日の出を見るときも、彼の心の中にはジェニーだけがいた。

不治の病で亡くなったジェニーを家の前の大きな木の前に埋めた後にも、毎日の墓の前に花を供え、「会いたい（I miss You、Jenny）」と涙声で話す。彼にはようやく、または運のように訪れた栄誉もお金も意味がない。そばにジェニーさえいたら。