ハングル： 외노자

ハングル発音：ウェノジャ

意味：外国人労働者

解説：外国人労働者を短くしたもの。漢字で書くと外労者。外国人労働者は韓国社会の悩みの種としてイシューになることがある。

韓国で外国人労働者を受け入れを始めたのは1990年代の初めからだ。1980年代を経て経済が急成長し、労働者大闘争の結果として賃金が上がったためだ。国内市場が拡大しながら流通、サービスの分野で良質の雇用が生まれると、3D業種（備考1）従事者がつらい仕事をやめて都市に足を運んだことも外国人労働者の増加に繋がった。

賃金が低い海外に生産拠点を移せなかった企業は外国人労働者を雇用してくれと政府に促した。

このような要求を受け入れ、1991年の「海外投資企業研修生制度」と、1993年の「産業研修生制度」を通じて外国人労働者が韓国に足を踏み入れることになった。

以来、多くの外国人労働者たちが海外から押し寄せた。2016年11月基準で韓国に滞在する外国人は約199万人であり、このうち就労ビザを受けて入ってきた外国人労働者は96万人を少し超える程度だ。

朝鮮族はサービス業、建設業で多く働き、他の国の外国人は主に製造業に従事している。建設現場で働く外国人労働者の26万人のうち就労ビザを受けた合法的な労働者は5万人だけで、残りの21万人は不法滞在者だ。

不法滞在の外国人労働者は少なくない。全外国人就業者のうち不法滞在者が25％に達するほどであれば出入国当局も大変だ。不法滞在者の数が増えるほど、犯罪も増加するので警察も同じく大変になる。

（備考1） 3D業種 - 汚く（dirty）、難しく（difficult）、危険な（dangerous）業種。繊維、靴、建設、炭鉱などの産業が代表的。