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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    マックィ(マクグィ):막귀
  • 解説
    ハングル:막귀

    ハングル発音:マックィ(マクグィ)

    意味:音質の差が分からない人

    解説:音質が悪くても気づかずに聞く人。反対は「황금 귀(黄金の耳)」。

    韓国のことわざに「犬の足に蹄鉄」という言葉がある。もっともらしいものでも肝心の持っていたり着用した人には似合わなかったり、着用した人もその価値を理解できないという意味だ。

    マックィ(막귀)たちにはHi-FiやHRAでも何の意味もない。安いイヤホンと性能に優れた高価なイヤホンの違いも区別できない。音楽が好きでしっかりと鑑賞しようと高価なお金を払って性能の優れたヘッドフォンを購入しても、5,000ウォンのもので聞くのとあまり差を感じず、後悔したりする。

    マックィたちにはHi-Fiシステムがただの贅沢や見栄っ張り、お金自慢に感じられる。

    だからといって地下鉄やコンビニで買ったり、UFOキャッチャーでゲットしたイヤホンで音楽を鑑賞するからとマックィと断定してはいけない。中には良い音質を鑑賞したくても経済的な事情が許さず悪い音質で我慢している場合もあるからだ。このような人は高度な機器を一度味わったらとても興奮する。おそらく良い音響機器を買うためにお金を集め始めるだろう。

    一方、安い音響機器に満足しているからとお金のない貧乏人だと思ってはいけない。いくら高価な音響機器を使っていても違いを感じることもできない人もいて、微妙な違いを感じても「それが何?」と大きな意味を感じない人もいる。

    ここまでは般的な話で、訓練を受けたミュージシャンたちが使う「マックィ」は少し意味が異なる。曲に込められた微妙なグルーブ、微細に響く楽器や歌声を区別できない人、和音にどんな変調を与えたのか、音程の関係などが簡単に分からない人をマックィと呼ぶ。

    さらに聴衆が歌の実力を評価するコンテスト番組で納得できない結果が出ると、視聴者が投票した視聴者を非難する時にも「マックィ」が使用される。

    「いや、あの子の歌のどこがいいの?このマックィたちめ!!!」