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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ドチマム(トチマム):도치맘
  • 解説
    ハングル: 도치맘

    ハングルの発音:ドチマム(トチマム)

    意味: 子煩悩な母親

    解説:

    ハリネズミ(コスムドチ、고슴도치)とマム(Mom、맘)を合わせた言葉。子供しか見えていないママ。「針鼠も自分の息子が一番かわいい*」という昔の言葉から由来した新造語。

    ドイツの哲学者、アルトゥル・ショーペンハウアー(Arthur Schopenhauer)の著書『幸福論についてー人生論(Samtliche Werke)』に「ハリネズミのジレンマ」が出てくる。

    寒い冬の日、互いに温まるために数匹のハリネズミが集まっていた。だが、ハリネズミが集まるほど彼らの針がお互いを刺し始めたので、彼らは少し距離を置かなければならなかった。寒くてハリネズミは再度集まったが、再び同じことが繰り返された。集まって別れることを繰り返したハリネズミは、最小限の間隔を開けることが最高の手段であることを知るようになった。

    ハリネズミを例にして人間関係で距離の重要性を教えようとする話だ。(話の主人公、ハリネズミは意図的に針を立てたり横にすることができるので互いに体を寄り添っても刺さらない)。最小限の距離、その距離は礼儀と節度だ。人を刺すことも、自分を刺すこともできない人間は寒い冬に、一人で温まって過ごさなければならない悲しい話が付け加えてある。

    寒い冬になれば、ハリネズミの母親は子供を抱いて温めてあげるだろう。
    子供を抱いたままクリの実のように丸まって寒い夜を明かすだろう。


    体を丸めたハリネズミは、いが栗と区別しがたい。(探してみてください)

    *本来のことわざは、「ハリネズミも自分の子はハムハムハダ(함함하다)」。「ハムハムハダ」という言葉は毛並みがつやつやしていて柔らかいという意味だが、「ハムハムハダ」という単語は、あまり使われないため「きれい」、「かわいい」という言葉に変えて使われる。