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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ミッコペ:믿거페
  • 解説
    ハングル: 믿거페

    ハングルの発音:ミッコペ

    意味:Facebookで共有される偽のニュースと広告製品などに対する不信を現わす言葉

    解説:

    「信じて省くFacebook(믿고 거르는 페이스북)」の略字。Facebookで共有される偽のニュースと広告製品などに対する不信を現わす言葉だ。

    SNSは仮想空間に市場を作った。
    市場は人と物、そして情報が行き来する所だ。市場の主人が商売人なのか消費者なのかこんがらかる時が多いが、一つだけは確かだ。信用がないならば、市場は荒れ果てた場所に変わる。

    Facebookがその境地に達した。
    Facebookという市場で活動する商売人はブロガーだ。オンラインの世界で物を売る彼らはオフラインの規定くらいは無視してもいいと思っている。現行電子商取引法は、製品を購入した後、7日以内に請約撤回(クーリングオフ)が可能なように決めておいたが、ブログ販売者は少量注文製作という理由で交換や払い戻しは不可能だと言い切る。

    ブログを通した偽の製品もたくさんある。従来は中国などの地域でこっそりと持ってきた偽物のカバンや衣類、時計などを取り扱ったが、最近は最初から韓国内で作ってSNSを通じてひそかに販売している。毎シーズン「正規商品くらい品質が優れていて、誰も偽物だと気付かない」という広告がSNS市場に飛び交う。

    特定製品を市場より安く売るという理由で現金だけ受け取り、領収証の発行もしないため脱税の温床でもある。

    デパートや市場で買う時は、慎重に確認していた消費者がオンライン市場で無惨にやられる理由は何だろうか?

    偽広告のせいだ。虚偽で作った経験談、もっともらしく見えるように補正した写真だと知っていながらもやられるのだ。SNSでは別にお金を使わなくともマーケティングができる。特にFacebookの場合、Sponsored ADを利用すれば地域、年齢、性別、関心事で判別されたターゲット顧客に広告が転送されて誘惑されやすいのだ。

    だから最初からFacebookを省こうという意味の「ミッコペ」という新造語まで登場したのだ。もちろんFacebook側は悔しいだろう。「消費者に被害が及ばないように審議をして、被害があれば警察の捜査にも積極的に協力する。虚偽広告が摘発されればアカウントを削除措置している」ということがFacebook側の説明だが、すでにひびが入った信頼関係を修復することができるのだろうか。