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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    チョンヤクピサ:청약피사
  • 解説
    ハングル: 청약피사

    ハングル発音:チョンヤクピサ

    意味:人気マンションの当選は、宝くじほど難しいと自嘲する言葉

    解説

    チョンヤクピサ、「請約じゃなくてP(プリミアム)を付けて買え」の略語。人気マンションの当選は、宝くじほど難しいと自嘲する言葉。

    韓国の住宅供給方法は西欧や日本とは違う。
    基礎工事だけをしたマンションを、お金を払って購入する先分譲方式の分譲制度が、住宅供給の骨格となっている。

    先分譲方式の分譲制度はアメリカや欧州連合、日本でも行われているが、ホテルやオフィステル、ビル、リゾートなど商業用の建物に限られている。

    韓国で先分譲方式の分譲制度が実施された理由は簡単だ。政府や建設会社が家を建てるお金が十分ではなかったからだ。この制度が成功した理由も簡単だ。分譲を受けたらすぐに、大金を儲けることができるからだ。

    実際に、マンションの請約市場は、マイホームを購入するためのところではなく、不労所得を得る闘技場だ。
    当たった瞬間、数億ウォンのプレミアム(P)が付くマンションの競争率は基本的に3桁だ。

    昨年11月、江南区(カンナムグ)大峙洞(テチドン)の「ルエルテチ」の分譲には、31世帯の供給に対して6675人が殺到し、212倍の競争率を記録した。当選する可能性が少ないのに、請約市場をずっと覗き込む自分の立場も嘆かわして作られた言葉が「チョンヤクピサ」だ。

    住宅請約制度は無住宅者に優先権を与えている。
    無住宅期間に32点、扶養家族数に35点、請約通帳の加入期間に17点の加算点を与え、点数が高い順に入居者を選定する。

    すぐに崩れてしまう家でも持っていると当選機会を得るのが難しい。

    若干矛盾はある。ソウル江南地区に15億ウォンを払って伝貰(チョンセ)で住んでいる人が、2億ウォンの住宅を持っている人より庶民だという解釈ができるからだ。