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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    アシタビ:아시타비
  • 解説
    ハングル:아시타비

    ハングル発音:アシタビ

    意味:私は正しくてお前は(他の人は)間違ってる

    解説:

    我是他非(アシタビ、아시타비)、「私は正しくてお前は(他の人は)間違ってる」という意味。似たような言葉の中でネロナムブル(私がすればロマンス、他人がすれば不倫)。

    ネロナムブルもアシタビも政界でよく使われる言葉だ。
    他人の目にあるホコリを見ながら、自分の目についているホコリは見ることができないという言葉と相通じる単語だ。

    ネロナムブルという言葉は1990年代に初めて使われたが、意味をよく知らない人は四字成語の一つだろうと思っていた。「私はロケットで南朝鮮を火の海にする」という略字という冗談もあった。

    与野党を問わず傷だらけの政治家が他人の弱点を突いて政治的問題にすることを皮肉る意味だった。

    国会議長を務めたパク・ヒテがネロナムブルという言葉を初めて口にしたそうだが、パク・ヒテはゴルフをしていたところ、女性キャディーにわいせつ行為をした容疑で裁判にかけられ、懲役刑とともに40時間の性的暴力治療の講義を受けることになった。

    与党から野党へ、野党から与党へ境遇が変われば、これまで自分が犯した多くのこと過去に口にした無数の言葉は記憶から消えるようだ。

    ネロナムブルとアシタビは、恥ずかしい面が多い政治家にだけ該当する言葉ではない。普通の市民の日常でも無数に発見される。

    私たちの人生で起きるアシタビの代表的な事例を一つ紹介する。

    ある田舎に住む両親が息子と娘を育てて結婚させてから夫婦だけ残って暮らしていたが、ある日娘のところへ行った。

    娘がどのように過ごしているのか確認するため娘婿に連絡をせず尋ねた。エプロンをつけた娘婿が急いで挨拶をしに来た。

    台所で料理を作って出てきたようだった。
    娘婿は娘と母親が向かい合って話をする間、食事の支度など忙しく働いた。

    娘の家を出て母は
    「良い夫に会ってあんなに愛されて大事にされるなんて嬉しい」と言いながら
    「うちの娘は、いい嫁に行ったね」とほっとした。

    息子の家にも前触れなしに訪ねて行った。
    行ってみたら息子が台所に入って仕事をしているのではないか。
    母は気に入らなくて顔をしかめた。

    「私が育てた息子なのに…。息子の嫁が私の大事な息子に台所仕事をさせるの」