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LG電子「デザイン経営」加速…グラフィックモチーフを公開


  • LG電子「デザイン経営」加速…グラフィックモチーフを公開

LGはシンボルマークの要素を活用し、ブランドを躍動感に示すことができる新しい「グラフィックモチーフ」を公開した。グラフィックモチーフはロゴのほかに、色・形状・パターンだけで企業イメージを表現できるデザイン要素を意味する。

LG電子は8日、「L」と「G」形態をそれぞれ画面の左上と右下に配置したグラフィックモチーフを発表した。メッセージと連携する場合は、直感的にLGが伝達するメッセージであることがわかる。レッドとグレーの2種類のカラーで表現されるLGのロゴに加え、今回のグラフィックモチーフは10種類のカラーと2つの基本パターンのデザインなどを自由に組み合わせて使用することができ、表現の自由度を高めた。

またモバイルやPC、タブレットなどのデジタル環境に最適化され、モーションなどのアニメーション効果を適用することができる。 LGはウェブとモバイルウェブサイト、YouTube、フェイスブック、SNSチャンネルなどのオンライン環境や、広告や名刺などのオフラインでもさまざまなグラフィックモチーフを活用する計画だ。

LGのこの日のグラフィックモチーフ公開は、これまで具光謨(ク・グァンモ)会長が重視してきたデザイン・ブランド経営の延長線だ。具会長は2018年の就任以来、「デザインは顧客と会う開始と終了」であるとデザインとブランドの重要性を強調している。

LGの「デザインDNA」は、故具本茂(ク・ボンム)会長時代に根を下ろした。 LG電子は2005年、キッチン家電ブランドである「ディオス」で、2016年には超高級ブランド「LGシグネチャ」を発表し、家電市場で独自の地位を確立してきた。フィーチャーフォン市場でもチョコレートフォンやプラダフォンなどの差別化されたデザインの製品を出荷しつつ、次々とヒット商品を生み出した。

このようなLGグループのデザイン・ブランド経営は、2018年のク・グァンモ会長の就任以来、花を咲かせている。その始まりは2018年11月の家電や家具を組み合わせたプライベート空間カスタマイズ家電「LGオブジェ(LG Objet)」の出荷だ。 LGオブジェは消費者に個人に特化したデザインを適用した製品をリリースし、家電に対する消費者の目の高さを上げたという評価を受けている。昨年10月には一つずつ宇和得ていくことでインテリアが完成される、空間インテリア家電の「LGオブジェコレクション」を発売した。

デザイン・ブランドに対する具会長の関心は、相次ぐ経営の動きからも現れている。昨年11月、デザイン経営センターは4年ぶりに新入社員を採用しながら、若い感覚を持った人材を迎え入れた。続いて同月、LGは組織改編を通じて先行デザイン研究所を再編し、CEOの直属としてCX(Customer eXperience)Labを新設した。顧客の経験に基づいてデザイン力を強化して、CEO傘下でさらに製品の設計過程を綿密に考察したいという戦略だ。このために弘益大学産業デザイン学科長だったファン・ソンゴル教授をCX Lab長として選任した。

LG電子のデザイン・ブランド経営の結果は実績で証明されている。 LGシグネチャ発売前の2015年は17兆3976億ウォンの売上げと9817億ウォンの営業利益を記録したLG電子の家電(H&A)事業本部は、2019年にはそれぞれ23.7%と103.3%増の21兆5155億ウォンの売上げと1兆9962億ウォンの営業利益を記録した。昨年は史上初めて3兆ウォンを超える営業利益を記録した。
  • 毎日経済 パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-02-08 19:09:17




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