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コラム > FOCUS > [週末ユーモア] 笑いの花咲く(?)政界
選挙を控えた韓国の政界のあちこちで笑いの花が咲く。豪放で気持ちの良い笑いの花ではなく、苦笑いで終わるところが残念ではあるが。
クリントン米大統領が議会演説の際にユーモアで民心を捕らえたのに刺激されたせいだろうか。
与党のセヌリ党は、党指導部の集まった最高委員会議で派閥間の平行理論を証明したかと思えば、「今日のお昼に何を食べるか」という質問で締めくくった。
対国民談話を行った朴槿恵(パク・クネ)大統領は、遠く離れたプロンプターがよく見えなかったのか、失言を連発したかと思うと、首をかしげてしまった。
圧巻だったのは第1野党の公認候補管理委員長が候補者を発表する場で起きたことだった。
公認候補管理委員長は記者たちの前で候補者を発表する前に「記者が家にも帰らず、個人電話にあまりにもたくさん電話をかけてくるので、購入してから1年しかたっていない電話機が故障しそうだ」として記者の取材慣行を変えなければならないと熱弁を並べた後、不意に自分が公的に使用している電話番号を教えながら「一番早くに電話をかけてきた人には賞を与える」といった発言をした。
「公認候補者の発表が冗談なのか」
「公認候補者の発表をしながらメディアの慣行まで変えようというのか」
「公認候補者の発表をこのようにしてもいいのか」と記者たちが怒りながら
「せめて読み上げるべきでは!」という記者たちの要求に
「読んで差し上げましょう。それでは」
と言って、公認候補者が確定した18カ所のうち4カ所だけを読み上げて会見場を去ってしまった。
これだから政治家と修道女が池でおぼれたら、政治家から先に助けなくてはいけないという言葉が出てくるのだ。
「なぜか?」
「政治家が水を汚してしまうから」