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CJ第一製糖、世界初の量産から4年…低カロリーの「タガトース」欧州輸出

血糖コントロールの新技術で、欧州甘味料市場に進出 

  • CJ第一製糖、世界初の量産から4年…低カロリーの「タガトース」欧州輸出
CJ第一製糖が超低カロリー甘味料「タガトース(Tagatose)」を欧州市場に輸出する。今年7月に別の甘味料「アルロース(Allulose)」を世界に先駆けて量産したCJは、タガトースまで加え、砂糖の代わりとなる甘味料の分野の世界市場席巻に乗り出した。

15日、CJ第一製糖は最近、欧州と556トン規模のタガトース輸出契約と一緒に、1次出荷を開始したと発表した。輸出額は合計41億ウォンだ。特に今月中には、米国とも輸出契約を結ぶ。

タガトースは、牛乳やチーズ、カカオなどの食品やリンゴのような甘い果物に極微量存在す​​る天然の甘味料だ。カロリーが一般的な砂糖の3分の1程度と低いながらも、甘さは砂糖の92%まで感じることができるため、次世代甘味料として挙げられている。何よりも血糖指数(GI)が砂糖の5%程度と極めて低く、血糖値調節のための甘味料として脚光を浴びる。この甘味料は、米国航空宇宙局(NASA)所属の宇宙飛行士が宇宙で簡単に太る問題を解決するために発見された砂糖代替材としてよく知られている。

しかし、生産コストが高く、これまでいくつかのメーカーが開発を諦めてきた。CJ第一製糖は2004年からタガトース大量生産に必要な酵素の開発に着手した後、2011年に世界で初めてタガトース商業化に成功した。したがって、今回、量産成功から4年ぶりに海外輸出の道を開くことになったのだ。CJ第一製糖の関係者は、「タガトースは、食品医薬品安全処で血糖コントロール機能を認められた健康機能食品」とし、「商業化に成功して正式に製品を販売しているところも現在、CJ第一製糖が世界で唯一だ」と説明しした。

CJ第一製糖は、今回の輸出をきっかけに、タガトースを活用した様々な消費者向け製品をヨーロッパ全域に流通させる計画だ。また、今月末から輸出する予定の米国では、病院で食事の代わりに提供されるタンパク質シェイク飲料や健康デザートに、タガトースが投入される予定だ。CJ側は「最近、健康食品に関心が高い中国企業との販売を協議中」とし「チリ、トルコ、インドなども購入の意思を伝えてきている」と伝えた。 CJは7月から量産を開始したアルロースを米国市場、今回のタガトースは欧州市場で主に流通させる計画だ。これにより、2020年までにアルロース・タガトースの2つの甘味料の売上高を7000億ウォンまで引き上げる方針だ。
  • 毎日経済 ソ・ジンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-15 14:16:18




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