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BMWとメルセデス・ベンツ、輸入車覇権競争…昨年同時期と類似


  • BMWとメルセデス・ベンツ、輸入車覇権競争…昨年同時期と類似
BMWとメルセデス・ベンツのあいだの輸入車覇権競争は、2年目もほぼ似た様相で展開している。

昨年、BMWは4万7877台を販売してベンツ(4万6994台)をかろうじて上回った。両社が月間販売で1位をやり取りしながら、12月の最終販売統計が出てくるまで混戦を重ねた。今年も状況は似ている。 5月までの販売統計を見ると、ベンツが1・2・3月の3回連続で月間1位を占め、BMWは4・5月をメルセデスに先んじて現在のスコアは3対2を記録している。累積販売台数もベンツが1万9953台で、BMW(1万8334台)を1600台ほどリードしている。

これは昨年の同じ時期と「デジャビュ(既視感)」を思わせるほどに類似している。昨年5月にも月間1位のタイトルではベンツが3対2でBMWに勝ち、累積販売量で200台ほど上回った。昨年はベンツが1・2・4月で1等になり、BMWは3・5月に1等になった。

輸入車の統計が始まった2003年以降、ベンツが今まで販売量でBMWをリードしたことは一度もなかった。 BMWに最も近づいたのは2010年と昨年だったが、2回ともわずかの差で2位にとどまった。

BMWはレクサスとホンダに1位の座を奪われた2000年代半ばの数年を除いては、ずっと首位を固守してきた。特に2009年から昨年までの7年連続で、輸入車1位のタイトルを獲得した。

昨年に惜しくも1位を逃したベンツは、今年を輸入車1位の元年にするという抱負だ。ベンツコリアのディミトリス・シラキス(Dimitris Psillakis)社長は年初の記者懇談会で、「今年の輸入車市場は平均8.5%成長すると予想されるが、ベンツコリアはこれより高い二桁の成長率と5万台の販売を目標に定めている」と述べた。輸入車初の5万台突破と1位制覇の二匹のウサギを同時に捕まえるわけだ。

しかし、BMWはやすやすと1位の座を明け渡すようすではない。最近、両社は毎月の販売条件にしたがって順位が二転三転する様相だ。年初にベンツがうって出てきたのには、フルモデルチェンジを控えたEクラスの在庫割引が大きな影響を及ぼした。最大1000万ウォン近く安く出てきた。

これに対しBMWはこの4月に5シリーズを対象に、3年無利子分割払いと最大62%まで中古車価格を保証する破格の販売条件を提示した。BMWが4月と5月に1位を奪還するところに決定的な影響を及ぼした。

6月と7月はメルセデス・ベンツが多少有利だ。今月22日にEクラスのフルモデルチェンジが発売されたためだ。輸入車業界の関係者は、「新車発売や割引幅にしたがって1位が頻繁に行ったり来たりする状況」だとし「昨年以上に息苦しい接戦が繰り広げられるだろう」と予想した。
  • 毎日経済_ノ・ウォンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-24 17:02:05




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