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精油業界「脱石油時代に備え、3年間で3.5兆ウォンを投資」


  • 精油業界「脱石油時代に備え、3年間で3.5兆ウォンを投資」
  • 26日、ソウル市小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで開かれた石油業界CEO懇談会の参加者らが記念撮影をしている。左から文鍾博(ムン・ジョンバク)現代オイルバンク社長、チョ・ギョンモクSKエナジー社長、キム・ヒョソク石油協会長、白雲揆(ペク・ウンギュ)産業通商資源部長官、許進秀(ホ・ジンス)GSカルテックス会長、エスオイルのオスマン・アル・ガムディCEO。 写真提供=石油協会



「各精油会社が意欲的に投資を増やすことができるように、政府次元の税制支援などのインセンティブが切実だ」。

産業通商資源部の主催で26日、ソウル市小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで開かれた「石油業界最高経営責任者(CEO)懇談会」に参加した精油4社のCEOは、「石油業界が脱石油時代に備えようと、新産業と環境設備などの投資を拡大しなければならない状況だ」と、このように口をそろえた。

石油産業の競争力強化策を模索するために用意されたこの日の懇談会では、許進秀(ホ・ジンス)GSカルテックス会長、チョ・ギョンモクSKエナジー社長、オスマン・アル・ガムディ エスオイルCEO、文鍾博(ムン・ジョンバク)現代オイルバンク社長など精油4社のCEOらと、キム・ヒョソク石油協会長、白雲揆(ペク・ウンギュ)産業通商資源部長官などが出席した。

この日の参加者は、各精油会社が脱石油時代にも成長を持続するためには、バイオ燃料や電気自動車用バッテリー、再生可能エネルギー発電などのエネルギー新産業に事業を多角化する必要があるということで共感した。

また、高付加価値製品を生産する高度化設備の割合を現在の25%から、米国(57%)やドイツ(41%)あるいは英国(40%)などのレベルに向上させ、世界的な環境規制の強化に備えて脱硫設備への投資を拡大しなければならないということで認識を共にした。原油輸入先と製品輸出先の多様化にも拍車をかけている。

これに歩調を合わせて、SKエネルギーとエスオイルは2020年までに脱硫設備と高度化事業に総3兆5000億ウォンを投資する計画だ。残りの精油各社もさまざまな投資計画を検討していると伝えられた。

キム・ヒョソク石油協会長はこの日の懇談会で「昨年、精油業界は史上最高の実績達成が期待されるほどに好況だったが、今年は原油価格の急騰による精製マージンの急落で将来を約束することができない状況」だとし、「精油業界は業界の利益だけでなく、国の助けになり、国民生活の向上にも寄与するように努力する」と述べた。

キム石油協会長は特に「環境に対する重要性が高まり、精油業界もクリーンで安全なエネルギー政策に共感して積極的に投資を進めている」とし、「各精油会社の投資拡大は関連産業の発展と雇用創出につながるだけに、政府次元での投資に対する税制支援などのインセンティブを期待する」と強調した。

ペク長官は「石油産業がこれまでエネルギー需給の安定と経済成長に大きく寄与したことを高く評価する」とし、「エネルギー転換の過程でも、石油産業が需給安定のために心張り棒の役割を続けてほしい」と念を押した。ペク長官はまた、「最近の国際原油価格の上昇にともなう国内原油価格の上昇で、ガソリン価格に対する消費者の関心が高まっている」とし、「政府も原油価格の流れを注視している」と付け加えた。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-26 20:32:17




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