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LG化学「KBEファンド」に1500億投資

ESG関連の有望企業を育成 

  • LG化学「KBEファンド」に1500億投資

LG化学は1500億ウォンを出資して、環境・責任・透明経営(ESG)の有望企業に対する育成ファンドに核心投資家として参加する。投資銀行(IB)業界では、LGグループが私募ファンド(PEF)と協業して買収・合併(M&A)市場の主要なプレーヤーとして浮上するだろうとの観測が出ている。

LG化学は11日、韓国内の私募ファンド運営会社IMMクレジットソリューション(ICS)が運営する「KBE(Korea Battery&ESG)ファンド」の中核投資家として参加すると発表した。 ICSは国内の代表的PEF運用会社IMMプライベートエクイティ(PE)の100%子会社で、有望企業にグロスキャピタル(高成長企業の少数持分投資)を実施したり、プライベート信用ファンドを造成するなどの投資活動を行う。

今回のKBEファンドは資金調達目標が4000億ウォン以上であり、年金基金などの主要投資家からの関心を受けていることが分かった。

LG化学は外部資産運用会社が造成するファンドに中核投資家として参加するのは今回が初めてだ。 LG化学は出資者(LP)として1500億ウォンを投入するほか、業界の専門家として助力者の役割を並行する計画だ。

KBEファンドが電気自動車用バッテリー関連企業と親環境(環境にやさしい)素材分野への投資を検討する際に、LG化学が専門性を土台にして意見を添えるわけだ。 IB業界の関係者は「大企業がプライベート・エクイティに出資し、運用にも関与するのは初めてのこと」だとし、「大企業が資本市場を破格的に活用し、産業の方向性を作ってみるというわけだ」と語った。

LG化学は今回のファンド参加でESG経営を加速するという抱負だ。親環境素材の「強小企業」に投資することによって、国内のESG産業全般を成長させるというものだ。辛学喆(シン・ハクチョル)LG化学副会長は、「今回の投資はESG産業生態系を強化し、将来の成長動力を継続して発掘する踏み台になるだろう」と語った。

IB業界ではLGグループがM&A市場での動きをさらに拡大するだろうと期待している。 (株)LGは2018年6月、具光謨(ク・グァンモ)会長の就任以降は海外の有望企業を相次いで吸収してきた。 IB業界の関係者は「(株)LGがグループ全体のM&Aの青写真を描き、各系列会社がその分野で投資先をさがすことが伝えられた」と語った。
  • 毎日経済 | パク・チャンヨン記者/チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-05-11 17:37:15




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