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SK総合化学、熱分解事業に拍車…専門企業の株式買い入れ


SK総合化学は廃プラスチックのリサイクル技術を確保するために、国内最大の熱分解企業「エコクレーション(ECO CREATION)」の株式25%を確保した。

エコクレーションは国内最高水準の熱分解油の製造と熱分解設備の生産技術を保有している企業だ。 23日の業界によると、SK総合化学は株式の買い入れに68億ウォンを投資したことが分かった。エコクレーションは昨年、環境部の国策課題である「品質改善技術基盤の熱分解設備建設プロジェクト」を完遂し、熱分解油設備の生産技術力を認められた。去る5月には国内の熱分解業界初で環境部から熱分解技術の「環境新技術認証」を獲得した。これまで8カ国10社に熱分解設備を輸出した。

業界関係者は「エコクレーションは親環境(環境に優しい)プラスチック事業に最も積極的なSK総合化学から投資を受けると同時に、安定して熱分解油を供給することができるようになった」とし、「SK総合化学は現在開発中の熱分解油の後処理工程に熱分解油を入れて、廃プラスチックのリサイクル規模を増やすことができるだけに、今回の投資は両社双方にとって好都合となるだろう」と語った。

熱分解は廃ビニールなどに熱を加えて「ナフサ」のようなプラスチック原料を抽出する技術だ。プラスチックの原料が原油であるだけに、廃プラスチックに熱を加えて分解すると有用な資源を取り出すことができる。熱分解油とはプラスチックを分解する過程で生産される軽油や灯油などの石油を意味する。

エコクレーションのジョン・ボムグン代表は「SK総合化学の株式買い入れはエコクレーションをはじめとする熱分解など、国内の中小廃資源リサイクル業界の競争力を強化するところに大きな意味がある」とし、「SK総合化学との協力を強化し、国内最高水準の熱分解企業に跳躍する」と明らかにした。 SK総合化学は2025年までに総額1兆ウォンを投資して、年産40万トン規模の廃プラスチックのリサイクル設備を構築する計画だ。また、2024年の完成を目指して10万トン規模の熱分解設備も着工する。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者
  • 入力 2021-08-23 20:26:40




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