トップ > 数字経済 > 経済 > 40年間原油輸出を禁止していた米国・アラスカ産の原油が韓国へ

40年間原油輸出を禁止していた米国・アラスカ産の原油が韓国へ

来月78万バレル入港…米国産原油輸入の信号弾 

米国アラスカの原油が10年ぶりに韓国に入って来る。

先月30日、ロサンゼルスタイムズ(LAT)は、米国アラスカ州北部の油田地帯ノーススロープ郡で採掘された原油78万4000バレルが、コノコフィリップス社所有のタンカー「ポーラー・ディスカバリー号」に積まれて先月26日バルディーズ港を出発したと報道した。ディスカバリー号は来月10日、韓国の麗水港に到着する予定だ。

LATは、今回のアラスカ原油の輸出は規模は大きくないが、10年ぶりに再開されることであり、米国が過去40年間の原油輸出禁止政策を維持してきた点から注目されるとした。

米国は1970年代にアラブ諸国が「1次オイルショック」を起こすやいなや、1975年からエネルギー安保の次元で、米国産原油の輸出を禁止してきた。ただしアラスカは1996年からこの法律の適用を受けていない。

ワシントンDCの経済消息筋は、「アラスカの場合は、米国産原油の輸出禁止を規定した‘エネルギー政策および保存法’の例外地域で、価格と条件が合えばいつでも原油を輸出できる」とし、「1990年代末、日本などのアジア諸国が長期契約を通じて、アラスカ産原油を大量に輸入した前例がある」と語った。

この消息筋は、「米国の原油輸出禁止政策が緩和されたり、変更されたわけではない」としつつも、「アラスカ産原油のアジア向け輸出が再開されたという点で意味がある」と付け加えた。

一方、米国エネルギー省傘下のエネルギー情報局によると、1996年から2004年までアラスカ原油生産量の約2.7%は外国に輸出されたが、以後は原油の輸出が中断されてきた。
  • 毎日経済_ワシントン=イ・ヂンウ特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-01 17:25:17




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア