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数字経済 > マーケット > ケジョルパプサン、自然別曲、オリオクスなど、韓国はビュッフェブーム
< 外食系大企業のビュッフェ事業 >
▶ 大企業ビュッフェレストランの全盛時代…新世界フードの加勢で「三つ巴」構図が本格化
外食大手企業が競争しつつビュッフェ事業を強化して、ビュッフェレストランが全盛期を迎えている。
CJフードビルとイーランドが運営するビュッフェレストランは客が集中し、30分以上待ってやっと席に座ることができるほどだ。景気低迷で消費者が一度外食したとしても、みんなが満足できる中身の濃いビュッフェレストランを優先するからだというのが業界の分析だ。これらに加えて、新世界フードもまもなくビュッフェ1号店をオープンする予定で、核心商圏をめぐって外食大手の間の「ビュッフェ戦争」はより一層激しくなると予想される。
▶ CJフードビル・イーランドがともに6・7号店オープン
6日、CJフードビルはソウル市仁寺洞に韓国料理のビュッフェレストラン「ビビコ ケジョルパプサン(季節の食卓)」をオープンしたと明らかにした。昨年4月、板橋(パンギョ)に「ケジョルパプサン(季節の食卓)」を初めて立ち上げてから6つめの店舗で、韓食ブランドである「ビビコ」とビュッフェレストランの「ケジョルパプサン」を組み合わせたことが特徴だ。
CJフードビルの関係者は、「仁寺洞を訪れる外国人観光客がさまざまな韓国の料理文化を体験できるように考慮した」とし、「今後、ビビコケジョルパプサンは海外進出も検討している」と明らかにした。
仁寺洞店の内部は瓦屋根と梁・かまどなどで伝統的な家屋を再現しており、複層構造で上の階から反対側を見下ろすと、昔の田舎の市場を眺めるようなインテリアで飾った。
また、店頭で「チャン(みそ)」や「チャンアチ(ピクルス)」を漬けて実際のメニューで使用し、石釜と鍋料理はその場で調理した熱い状態で提供される。既存の人気メニュー「窯焼きコチュジャンサムギョプサル」のほか、旬のメニューの「ナッチグイ」など、100種以上のメニューを提供する。先月、蚕室(チャムシル)にオープンした5号店はオープン10日めで1万2000人の顧客が押し寄せて、既に商圏内の人気レストランとして定着している。
イーランドの韓国料理ビュッフェブランド「自然別曲」も、CJフードビルの「ケジョルパプサン」と同じような速度で店舗を拡大している。
今月2日、ソウル市の弘大入口に6号店を出してから一週間後の7日、大邱市の東城路(トンソンノ)に7号店をオープンする。弘大店はピザやしゃぶしゃぶなど、イーランドの他の外食ブランドが同じ建物に入店することが特徴だ。
▶ 食材料の信頼感・無駄のない価格が消費者に人気
イーランドの関係者は、「ピザモールとしゃぶしゃぶのすべてをサラダバービュッフェ式に運営する」とし、「大学商圏なので手ごろな価格のビュッフェコンセプトが人気を呼ぶだろう」と予想した。また、この1日には総合食品グループ「アワホーム(OURHOME)」が三成洞(サムソンドン)のCOEXコンベンションセンターに、ビュッフェレストラン「オリオクス・コエックス」をオープンした。汝矣島店・新村店に続く3番目の店舗で、COEX店は「マルチカルチュラル・グルメビュッフェ」を標榜し、世界各国の代表料理をビュッフェ式で提供する。
これに加え、来る10日に新世界の関連会社の新世界フードが、汝矣島に韓国料理のビュッフェ1号店を立ち上げ予定だ。ブランド名は「韓国的でありながらモダンな」名称を検討しており、価格は平日の昼間で2万ウォン前後に決まる予定だ。新世界フードの加勢で韓国料理のビュッフェ市場は、CJフードビル・イーランドと外食大手の間の三つ巴戦が本格的に闘われることになった。
新世界はまもなく盤浦セントラルシティに2号店を出す予定だ。このように、外食大手企業がビュッフェ事業を強化するのは、食材の供給も兼ねていることから、国産食材を比較的手頃な価格で供給できるからだ。ケジョルパプサンの場合、平日のランチの基準価格は1万3900ウォンだ。