トップ > 数字経済 > 企業 > ヒョソン、CVC設立に乗り出す…新成長動力を発掘

ヒョソン、CVC設立に乗り出す…新成長動力を発掘


  • ヒョソン、CVC設立に乗り出す…新成長動力を発掘

趙顕俊(チョ・ヒョンヂュン)会長の就任5年めで史上最大の実績を更新した暁星(ヒョソン)グループは、未来の新成長動力を発掘するために企業主導型ベンチャーキャピタル(CVC)の設立に乗り出す。

持株会社ヒョソンの代表取締役であるキム・ギュヨン副会長(写真)は去る18日、毎日経済新聞の取材陣と会って「ヒョソンもCVC設立を検討中であり、関連事業を準備している」と語った。キム金副会長は1972年にヒョソンの前身である東洋ナイロンに入社し、50年めで副会長職に上がった技術専門経営者で、いまのヒョソングループを作った一等功臣の一人に選ばれる人物だ。

キム副会長が言及したCVCは、会社法人が大株主であるベンチャーキャピタルを意味する。これまで国内では金融資本と産業資本の分離原則(金産分離)によって、一般持株会社はCVCを設立することができなかった。しかし昨年末に公正取引法改正案が発効し、国内の持株会社もベンチャー投資を目的とする金融会社の設立が可能となった。国内では去る1月にGSが持株会社としては初めてCVC「GSベンチャーズ」を設立して注目された。CVCを通じて持株会社がさまざまな新事業に対する投資を推進し、新成長動力を発掘するという展望が出ているなかで、LGやLXなども設立を検討しているという。

キム副会長は対内外の不確実性の拡大にもかかわらず、今年も実績拡大を続けていくと明らかにした。同氏は「今年も経営計画上、昨年と同様の規模(の目標)を計画したが、周辺の経営環境に変化が多い」とし、「ロシアのウクライナ侵攻と国際原油価格の上昇などがあるが、(今年も)良い成果を出すことができるよう努力する」とした。

同氏はまた、グループレベルで未来の成長動力になった水素事業の本格化を予告した。キム副会長は「最近(リンデグループと手を組んで)液化水素事業に投資して進めており、カギは韓国関連企業のインフラがどれくらい整備されているかにかかっている」とし、「諸般のインフラが整えば、(ヒョソンの)水素事業は本軌道に乗ることができるだろう」と説明した。

キム副会長は蔚山工場の副工場長、温陽工場長、繊維PG最高技術責任者(CTO)などを経て、50年のあいだヒョソンの成長を導いた生証人と呼ばれる。
  • 毎日経済 | パク・ユング記者
  • 入力 2022-03-21 17:42:04




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア