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GS、食べ物・生活必需品の販売サービス「ヨマート」開始 1時間以内に配送


  • GS、食べ物・生活必需品の販売サービス「ヨマート」開始 1時間以内に配送
  • GSリテールが配達アプリのヨギヨと手を組み食べ物と生活必需品を販売するサービス「ヨマート」を始める。[写真提供=GSリテール]



配達アプリケーション(アプリ)ヨギヨを買収したGSリテールがヨギヨと共に少量の生活必需品を1時間以内に配送する「ヨマート」サービスを始める。ヨマートは全国基盤の大型流通網を備えたGSリテールの力量とヨギヨの配達プラットフォーム運営のノウハウを集約して作られた。当日配送、明け方配送に続き流通業界では注文以後1~2時間以内に配送するクイックコマース市場競争が本格的に繰り広げられる様相だ。

ヨマートではGSリテールが運営するスーパーマーケット「GSザ・フレッシュ」の生鮮食品と家庭簡便食(HMR)、インスタント食品、雑貨など1万余りの食べ物と生活必需品を販売する。ヨギヨアプリを通じて注文すればGSリテールの自主徒歩配達プラットフォーム「私の町デリバリー・ウチン」と配達代行会社ブルン、ビヨンド、バロゴを通じて1時間以内に配送してくれる。最小注文金額は1万5000ウォンで基本配達費は3000ウォンだ。GSリテール・クイックコマースの強みは全国に広がっている350あまりのGSザ・フレッシュ売り場だ。GSザ・フレッシュ売り場を都心型物流センター(MFC・マイクロフルフィルメントセンター)の拠点として活用し全国どこでも簡単に即時配送を利用できる。

GSリテールの関係者は「GSリテールが参加したコンバインド・デリバリー・プラットフォームインベストメント(CDPI)コンソーシアムが昨年、ヨギヨを買収し本格的に披露する協業」とし「ヨマートサービスはソウル蘆原(ノウォン)と忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)西北地域で始まった後、今年上半期中に全国に拡大していく計画」と説明した。

GSリテールのクイックコマースの力量強化は昨年、ヨギヨ、メッシュコリア、カカオモビリティなど12社に5500億ウォン以上投資した動きの延長線にある。特に昨年末、カカオモビリティの株式1.3%を確保し650億ウォンの投資を断行したのが目につく。

カカオモビリティは韓国国内1位の加盟タクシー呼び出しプラットフォームで市場の90%を占める会社だ。すなわち配車力量が圧倒的に優れているということだ。このような配車力量は物を配送する際に最適な経路を活用しなければならないという点で流通・物流企業には欠かせない。 車両の移動経路をリアルタイムで把握しながら道路事情によって配送が遅れる問題をキャッチしなくてはならないからだ。GSリテールはカカオを通じてリアルタイム交通量計算、目的地別案内座標の最適化など力量を育てるという腹案だ。

一方、最大2時間以内の配送であるクイックコマースは最近1時間以内の配送に続き「15分以内の配送」まで時間を短縮するサービスが相次いで出てきている。韓国のクイックコマースは市場は形成されたばかりだ。取引額基準でEコマース(電子商取引)市場全体規模が161兆ウォンであり飲食配達市場は17兆ウォンであるのに比べ、2021年のクイックコマース取引額は3000億ウォン程度だ。現在、流通業界ではクイックコマース市場が2025年までに5兆ウォン以上(取引額基準)に拡大するものと予想している。

韓国クイックコマース市場の代表走者は「配達の民族(ペミン)」だ。ペミンは2018年12月、クイックコマースサービスである「Bマート」を始めた後、市場を育ててきた。最近、クーパンが「クーパンイッツマート」というクイックコマースを披露し競争が加速化した。ロッテマートは注文後2時間以内に品物を受け取ることができる「すぐ配送」サービスを、ホームプラスは「ホームプラスエクスプレス」を通じて「1時間即時配送」サービスを実施している。
  • 毎日経済 | ホン・ソンヨン記者
  • 入力 2022-05-17 17:21:37




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