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数字経済 > 企業 > ネイバー、米国のファッションフリマアプリ「ポッシュマーク」を買収
ネイバー(NAVER)が北米最大のファッションC2C(個人間取引)コミュニティ「ポッシュマーク(POSHMARK)」を16億ドルで買収する。ネイバーは4日、ポッシュマークの株式9127万2609株を約2兆3441億ウォンで取得すると公示した。買収価格は1株当たり17.9ドル(約2万5800ウォン)で株式取得後の持ち株比率は100%だ。これはネイバー創業以来最大規模で、国内インターネット企業が進行した買収の中でも規模が最も大きい。
若い人材であり米国留学派であるネイバーのチェ・スヨン代表がネイバーをグローバルC2C市場で独歩的な1位企業に登極させ真のグローバルテック企業に跳躍させるという意志を示した果敢な投資と分析されている。日本を超えて北米を中心としたグローバル攻略にも速度が加わるかが注目される。
ネイバーがポッシュマークに太っ腹な賭けをしたのは主力事業であるコマースの「次世代事業」としてC2Cプラットフォームを狙ったためだ。チェ代表はこの日、オンライン記者懇談会でネイバーの新事業原則としてグローバル進出と1位の可能性を挙げた。グローバルコマース市場は世界最大の電子商取引業者アマゾンが牛耳っているが、中古取引に代表されるC2Cプラットフォーム市場はそうではないことからネイバーに機会があると見たのだ。既存のコマース事業は成長の勢いが鈍化しているためMZ世代を主なユーザー層に持つC2Cプラットフォームはネイバーの未来のコマース事業の突破口になりうる。
ネイバーはポッシュマークと共にコマース、コンテンツ、エンターテインメントを中心に北米のMZ世代攻略を強化する計画だ。両社はネイバーのウェブ漫画とワトパッド(Wattpad)を中心としたストーリー・エンターテインメント事業とポッシュマークを通じたコマース事業間のサービス的連係を高めることにした。今回の買収には、GIO(グローバル投資責任者)のイ・ヘジン氏も役割を果たしたという。