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△写真=14日午前、ソウル・汝矣島韓国取引所で開かれた上場記念式に参席したサムスンSDSのチョン・ドンス代表と韓国投資証券のユ・サンホ代表、韓国取引所のチェ・ギョンス理事長（右から）がモニターに表示された初値と現在の値を確認している [キム・ホヨン記者]
サムスンSDSは上場初日、きわめて強気の初値を見せたがすぐに急落するジェットコースターの動きを見せ、今後の株価の見通しに関心が集まっている。グループの支配構造上に核心軸として浮上して株価が急騰したSK C＆Cの後に続くのか、上場後の長いあいだ公募価格以下に留まって、投資家をじりじりさせた三星（サムスン）生命の後に続くのかどうかが関心の焦点だ。
14日現在、サムスンSDSは初値に比べて5万2500ウォン（13.82％）安の32万7500ウォンで取引を終えた。初値の38万ウォンに比べ14％近く落ちた値だが、公募価格（19万ウォン）に比べると72.4％も高い水準だ。上場後の株価が35万~36万ウォン台を形成するだろうという当初の期待には及ばなかったが、公募株の投資家らの立場では成功した投資というわけだ。
金融投資業界はサムスンSDSを、サムスングループの支配構造改編の過程における恩恵の受け手として楽観している。金融投資業界によると、今月に入りサムスンSDSの目標株価を提示した国内証券会社は9社で、これらが提示した目標株価の平均値は42万8900ウォンだ。14日にもHMC証券が48万ウォン、KDB大宇証券が45万ウォンを目標価格として提示するなど好評が続いた。
このような目標価格は高評価論難を呼び起こしうる。サムスン電子と比較すると特にそうだ。サムスン電子は、昨年の実績を基準に計算した株価収益率（PER）は6.81倍に過ぎないのに対して、サムスンSDSはPERが76倍に達する。10倍を超える高評価を受けているわけだ。
▶ オーナー効果と支配構造の恩恵への過大な期待
各証券会社がこのように、サムスンSDSの株価見通しを明るく見る理由は様々だ。まず、売上げの28％を占める物流部門が、系列社の物量拡大によって急成長する可能性が高い。今後、モノのインターネットとビッグデータ、クラウドなどを土台にしたスマートホームやヘルスケアなど、サムスングループの次世代主力事業で、サムスン電子と二本柱になる可能性もある。売上げの成長に伴う配当性向の増加期待も大きい。最も大きなプレミアは「オーナー効果」だ。サムスングループの支配構造上における上位企業では無いが、大株主の利益の最大化に最も適した会社だからだ。サムスングループを受け継ぐ李在鎔（イ・ヂェヨン）サムスングループ副会長の持分が多いので、サムスンSDSを育ててこそ企業承継プロセスが容易になる。
金融投資業界の一部では、サムスンSDSがSK C＆Cや現代グロービスと似たような流れを見せて、株価が上昇すると展望している。2009年11月に上場したSK C＆Cは、公募価格3万ウォンで上場初日の初値は3万2550ウォンで形成されたが、先月24日の取引時間中に史上最高値の27万4000ウォンを記録し、上場5年ぶりに株価が9倍に上昇した。2005年12月の上場当時は公募価格が2万1300ウォンだった現代グロービスは、去る9月26日の取引時間中に33万7000ウォンと、史上最高値の記録を破った。当時の株価を基準にすると、上場10年もたたずに株価が公募価格の15倍になったわけだ。
一方では、三星生命の前例を取り上げて「バブル論」を提起する。サムスンSDSへの期待感が過度に熱し、2010年の三星生命の上場時と同様に、上場後の株価の流れが振るわないかもしれないという指摘だ。
公募価格が11万ウォンだった三星生命は、今年10月になってようやく公募価格を回復したが、今年の5月には取引時間中に9万600ウォンまで下落することもあった。サムスングループがサムスンSDS株を、相続税財源を調達するために大量処分する場合は、株価の下落が避けられないという懸念もある。アイエム投資証券のイ・ヂョンウ リサーチセンター長は、「サムスングループの支配構造改編に対して多くの推測と小説が乱舞しているが、この過程でサムスンSDSがどれだけの利益を得るか、今の時点では知ることができない」とし、「いろいろなことを考慮して公募価格が19万ウォンに決まっただけに、株価は20万ウォン台レベルまで下がることがある」と語った。
サムスンSDS、上場初日…初値対比で14%急落
SK C&Cの後に続くか、サムスン生命の後に続くか…
サムスンSDSは上場初日、きわめて強気の初値を見せたがすぐに急落するジェットコースターの動きを見せ、今後の株価の見通しに関心が集まっている。グループの支配構造上に核心軸として浮上して株価が急騰したSK C＆Cの後に続くのか、上場後の長いあいだ公募価格以下に留まって、投資家をじりじりさせた三星（サムスン）生命の後に続くのかどうかが関心の焦点だ。
14日現在、サムスンSDSは初値に比べて5万2500ウォン（13.82％）安の32万7500ウォンで取引を終えた。初値の38万ウォンに比べ14％近く落ちた値だが、公募価格（19万ウォン）に比べると72.4％も高い水準だ。上場後の株価が35万~36万ウォン台を形成するだろうという当初の期待には及ばなかったが、公募株の投資家らの立場では成功した投資というわけだ。
金融投資業界はサムスンSDSを、サムスングループの支配構造改編の過程における恩恵の受け手として楽観している。金融投資業界によると、今月に入りサムスンSDSの目標株価を提示した国内証券会社は9社で、これらが提示した目標株価の平均値は42万8900ウォンだ。14日にもHMC証券が48万ウォン、KDB大宇証券が45万ウォンを目標価格として提示するなど好評が続いた。
このような目標価格は高評価論難を呼び起こしうる。サムスン電子と比較すると特にそうだ。サムスン電子は、昨年の実績を基準に計算した株価収益率（PER）は6.81倍に過ぎないのに対して、サムスンSDSはPERが76倍に達する。10倍を超える高評価を受けているわけだ。
▶ オーナー効果と支配構造の恩恵への過大な期待
各証券会社がこのように、サムスンSDSの株価見通しを明るく見る理由は様々だ。まず、売上げの28％を占める物流部門が、系列社の物量拡大によって急成長する可能性が高い。今後、モノのインターネットとビッグデータ、クラウドなどを土台にしたスマートホームやヘルスケアなど、サムスングループの次世代主力事業で、サムスン電子と二本柱になる可能性もある。売上げの成長に伴う配当性向の増加期待も大きい。最も大きなプレミアは「オーナー効果」だ。サムスングループの支配構造上における上位企業では無いが、大株主の利益の最大化に最も適した会社だからだ。サムスングループを受け継ぐ李在鎔（イ・ヂェヨン）サムスングループ副会長の持分が多いので、サムスンSDSを育ててこそ企業承継プロセスが容易になる。
金融投資業界の一部では、サムスンSDSがSK C＆Cや現代グロービスと似たような流れを見せて、株価が上昇すると展望している。2009年11月に上場したSK C＆Cは、公募価格3万ウォンで上場初日の初値は3万2550ウォンで形成されたが、先月24日の取引時間中に史上最高値の27万4000ウォンを記録し、上場5年ぶりに株価が9倍に上昇した。2005年12月の上場当時は公募価格が2万1300ウォンだった現代グロービスは、去る9月26日の取引時間中に33万7000ウォンと、史上最高値の記録を破った。当時の株価を基準にすると、上場10年もたたずに株価が公募価格の15倍になったわけだ。
一方では、三星生命の前例を取り上げて「バブル論」を提起する。サムスンSDSへの期待感が過度に熱し、2010年の三星生命の上場時と同様に、上場後の株価の流れが振るわないかもしれないという指摘だ。
公募価格が11万ウォンだった三星生命は、今年10月になってようやく公募価格を回復したが、今年の5月には取引時間中に9万600ウォンまで下落することもあった。サムスングループがサムスンSDS株を、相続税財源を調達するために大量処分する場合は、株価の下落が避けられないという懸念もある。アイエム投資証券のイ・ヂョンウ リサーチセンター長は、「サムスングループの支配構造改編に対して多くの推測と小説が乱舞しているが、この過程でサムスンSDSがどれだけの利益を得るか、今の時点では知ることができない」とし、「いろいろなことを考慮して公募価格が19万ウォンに決まっただけに、株価は20万ウォン台レベルまで下がることがある」と語った。
- 毎日経済_ノ・ヒョン記者／ヨン・ファンヂン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2014-11-14 15:41:42
