トップ > 数字経済 > 企業 > イーランドの野心、中国本土と台湾を経て香港にまで

イーランドの野心、中国本土と台湾を経て香港にまで

国内ファッション市場の売上げが2兆ウォン台、国内売上高2倍達成が目標 

  • イーランドの野心、中国本土と台湾を経て香港にまで
  • < 大きくなるイーランドの中華圏の衣類事業 >

中華圏の衣料品市場をつかむためのイーランドグループの野心は、中国本土と台湾を経て香港にまで拡散する。

今年、ファッション事業部門だけで中国本土市場の売上げが3兆ウォン台を無難に突破すると予想される中で、台湾・香港までを合わせれば、数年内に中華圏の売上げは4兆ウォンを見込めると思われる。今年の韓国内ファッション市場の売上げが2兆ウォン台と推算されるだけに、数年内には中華圏市場が2倍に拡大する見込みだ。

イーランドグループは25日、「来年1月に香港のディパーク・ショッピングモールにグローバルSPAブランドSPAO(スパオ)とWHO.A.U(フーアーユー)を、カジュアルブランドのTeenie Weenie(ティニーウィニー)、スポーツブランドのK・SWISS(ケースイス)とPALLADIUM(パラディウム)など、5つのブランドを同時にオープンする」と語った。

香港の不動産・流通財閥である新世界グループが保有しているディパークショッピングモールは、香港のセン湾区地域で最も人気のある、6万3000平方メートル(約1万9060坪)規模のショッピングモールだ。SPAOはディパークの1~2階にわたって2660平方メートル(806坪)規模で、WHO.A.Uは1200平方メートル(363坪)規模で、それぞれ店舗をオープンする予定だ。ちょうど向かい側にはスポーツブランドのK・SWISSとPALLADIUMの売り場が並んでオープンする。中国で年間売上げ5000億ウォンを達成し、イーランドの孝行ブランドとなったTeenie Weenieは、1022平方メートル(310坪)規模の売り場に女性服や男性服と子供・雑貨・インテリア製品まですべて揃えたライフスタイル・コンセプトストアの形で運営される。

イーランドは中国本土で掘り起こした成功を、台湾と香港でも続けるという目標だ。イーランドは昨年、中国のファッションビジネスで、前年対比で20%増の2兆4000億ウォン台の売り上げを上げた。最近、中国の景気鈍化で多くのグローバル企業が苦戦している状況で出した、刮目するに値する成果だ。1994年の上海の生産拠点の設立後、1996年に中国でローンチしたイーランドは現在、中国に7000以上の店舗を運営している。

イーランドは中国事業で得た自信をもとに、9月には台湾市場にも進出した。

台湾に初めてオープンした台北101の3つの店舗で、一ヶ月の売上げは当初の目標である7億ウォンを超えて8億ウォンを上げていると会社側は説明する。

イーランドの関係者は、「台湾内の店舗の業績が期待以上で、来年には事業に一層の速度がつくものと期待している」とし、「香港もまた徹底した現地化を戦略に、尖沙咀とコーズウェイベイなど、香港の中心地に進出を拡大していくつもり」だと語った。

イーランドは、香港で2019年までに年間売上げ5000億ウォン台を、台湾では2020年までに年間売上げ5000億ウォン台をそれぞれ達成することを目標に掲げた。
  • 毎日経済_キム・ヂミ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-25 17:07:45




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア